【なぜ危険？】乳児にハチミツをあげてはいけない理由

赤ちゃんにハチミツをあげてはいけなのは有名な話ですが、そもそもなぜあげてはいけないのでしょうか。

【ボツリヌス菌が原因】
実はハチミツ自体がダメなわけではなく、ハチミツ内に存在しているボツリヌス菌が原因です。

ボツリヌス菌は主に土壌や水辺に存在し、酸素の薄いところで増殖し強い毒性を放ちます。
菌がなんらかの形で蜂に付着し、結果ハチミツに入り込んでくるのが原因です。

参考：青森県立保健大学大学院
吉池 信男氏　著

ボツリヌス菌は熱に強く、加熱しただけでは死滅しないため、お菓子や飲料などに入っているハチミツにも気をつけなければなりません。
ちなみにアルコールなどの殺菌でも死滅しません。

大人は腸内にボツリヌス菌が入っても腸内での増殖は殆どおきません。
1歳未満の乳児は、腸内環境が整っておらず、菌が入り込むことにより増殖を繰り返し、強い毒素を放ち乳児に大きな危害を与えます。

【症状】
ボツリヌス菌に感染した乳児は、元気の消失、便秘、ほ乳力の低下、筋力の低下、最悪の場合は亡くなるケースもあります。
これをボツリヌス症といいます。
万が一口にしてしまっ場合は様子を見て病院で適切な治療を行ってください。

下記ではその他に赤ちゃんにあげてはいけないものをまとめてます。