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第四回 嵯峨谷クロストーク

第四回目は、放送学科三回生の田中、寺田と嵯峨谷に住む坂口博文(さかぐちひろふみ)さんとのクロストークをお届けします!嵯峨谷に住み方と直接クロストークを行うのはこの記事が初めてです。嵯峨谷の良さをたくさん語ってくださいました!どうぞお楽しみください!

嵯峨谷に住まわれて

田中:ここにはずっといらっしゃったんですか?

坂口:生まれてこのかたずっと。4,5年ちょっと出てた時期もあるけどね。

田中:芸大に通ってたとお伺いしてます。何学科だったんですか?

坂口:今はもうなくなってると思うけど、環境計画学科。たぶん今建築学科とかに吸収されてるんちゃいますか。ちょうど環境問題が大変な時代でもありました。

寺田:ちなみに大阪芸大出ててよかったなって思うところとかありますか?

坂口:いろんな意見出ても真っ向から否定する人って芸大にあんまりいませんよね。いろんな意見があって、相手の意見も尊重するところとかがいいなと思います。

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芸大生〜社会人時代

田中:芸大もここから通ってはったんですか?

坂口:1,2時間くらいかけて車で通ってました。ここって車があれば結構不便じゃないんですよ。大阪までも一時間ちょっとで出れますしね。

田中:大学を出てから、どうされてたんですか?

坂口:三年間ぐらいは地域設計の事務所にいたんやけど、その後コンピューター系に転職しました。昼間はオンラインで仕事をして、夜中にその作業を一気に処理するんですごく大変でした。

田中:嵯峨谷を4、5年出てた時期があるとお聞きしました。

坂口:30くらいの時かな。

田中:コンピューター系の仕事してた時ですか?

坂口:そうですね。

田中:やっぱり小さい頃からこういう広々とした環境で育ってたから狭いところ、というか窮屈感が嫌で戻ってきたということですか?

坂口:嫌というよりも、ここがいいなと思ったんですよね。こういうところで生活してると窮屈感をかなり感じてました。やっぱり作るのが好きなんで、そういうのがマンションには向いてなかったんですよね。

田中:奥さんはこっちに帰ってきてからも共働きされてたんですよね?

坂口:そうですね。父親母親もいてたんで、子供の面倒は見てくれてましたね。そうでないとかなり厳しかったと思います。

田中:二世帯ってことですよね。

坂口:そうですね、この辺は二世帯のところが多いと思います。ほとんどが畑のある家で、私の家にもあるんですけど、畑っていうのは毎日見なきゃいけないので世話をしてないとほんとにボーボーになってしまうんですよ。毎日の積み重ねなんです。やから子育て以外でも、二世帯じゃないと大変な部分はやっぱり多いですね。

田中:子供さんって今どうなってますか?

坂口:自分の息子も芸大に通ってたんですけどね、まだ定職についてないんですよ。山本さんの娘さんも芸大に通ってて。

田中:じゃあ嵯峨谷には芸大出身の人が多いんですね。

田中:やっぱり創作とかにはココの環境があってるとおもいますか?

坂口:思いますね。場所的なこともあるし、やっぱりボケーッと考えられる。夜になると車の音もしないし集中できますね。仕事と自分の時間が完全に分けられるところも魅力の一つです。

寺田:ここで暮らす楽しみは何ですか?

坂口:周りに気兼ねなく自由に過ごせるところですかね。

田中:ここがもう当たり前みたいな感じですかね。

坂口:そういう感じですね。

このプロジェクトについて


寺田:産学連携で動き出したことに対して、思うことはありますか?

坂口:やっぱりまぁ、吉田さんが色々と話を進めてくれはって、予算のこととかも持ってくれはってほんまに凄いなぁと思いますね。笑

田中:このプロジェクトでどんどん変わっていくじゃないですか。そういうことに抵抗があったりしますか?

坂口:抵抗はないですね。

田中:やっぱり人増えてくれる方が嬉しいですか?

坂口:いや、増えてくれて嬉しいとかじゃなくって、周りからみてあっこ結構色んなことやってるんやなぁとか、そういう風にみられる方がいいかなぁと思いますね。やっぱりこのへんのちっちゃなところは結構外に出て行ってる方がかなり多くて、それが入ってきてくれた人も人付き合いがないとか、かなり見るんですよ。どんどん人が来てくださいよていうイメージよりは、住んでてよかったよとなるようにしたいですね。

坂口:今回のこのプロジェクトで皆さんが来てくれて、単位にもならないことなのに参加もしてくれて、非常にありがとうございます。

学生:全然です!

坂口:だいたい延べ人数も百人ぐらいが来てくださってるんですよ。学生さんのいろんな発想で、なんか色々活動してもらえたら非常に嬉しいなと思います。

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最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

嵯峨谷プロジェクトの様子は、学生が運営しているNoteに加え、最新情報をお届けするTwitter、風景や暮らしは地域の方々が運営するInstagramで確認できますので、是非そちらもご覧くださいね!


執筆メンバー:放送学科三回生 田中、寺田


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