第三回 嵯峨谷クロストーク

画像1

第三回は、写真学科四回生・藤井さんと多湖さんに私たち放送学科二回生・鈴木と一回生・寺川が質問していくクロストークとなっています!写真学科のお二人には根掘り葉掘り聞きました。ZOOMでの取材でしたが気さくに答えてくださいました。最後まで見てくれると幸いです。ではどうぞ!!


プロジェクトに参加した理由


鈴木:なぜプロジェクトに参加を?

藤井:木村先生から話が来て、自分がやってるドローンで撮影・録音を協力できたらいいかなと思って。特に地方で参加してやるっていうのを三回生の時に一回やってて、それで興味があったっていうのもあって参加しました。

鈴木:そういうことなんですね。
やっぱり、ドローンは授業内で習ったりするんですかね?

藤井:そうですね。二回生の時に、一年間かけて全国で飛ばせるライセンスというか、それを取って、三回生の時に実践で使うという形でやってましたね。

鈴木:授業とかで先生に誘われたんですか?

藤井:いや、その時は確かゼミの先生経由で、「夏休みを利用して参加しないか」みたいな形で言われたので、授業とは違う別の枠でやったと思います、多分。

鈴木:多湖さんは、何故このプロジェクトに参加したかありますか?

多湖:とりあえず、最初に聞いたのが藤井くんと同じで、ドローンができるっていうことを先生から聞いて、それで詳しく聞いたらドローン以外にも動画とか写真とか作ってほしいっていうのを言われて、それで、実際に写真とか撮って、それをパンフレットに載せてもらうっていう、そういうこともできるっていうのがよかったんで、とりあえず参加しました。

鈴木:先ほど、ドローンを飛ばすというのをお二方に伺ったんですけど、ドローンを使って嵯峨谷でどういうものを撮れましたか?

藤井:ドローンは結局飛ばせてなくて…。最初確かにドローン飛ばせてみいへんかっていう話で来たんですけど、結局映像学科の他の人が飛ばしたみたいで、僕らが飛ばすっていうことはなかったですね。

鈴木:今回は写真撮影だけだったんですか?

藤井:そうですね。

鈴木:嵯峨谷でドローンを飛ばしてみたいですよね。

藤井:まあ、そうですね。卒業する前に飛ばせるんやったら。

多湖:なんか、飛ばすときに先生の同伴がいるみたいで。

鈴木:あ、そうなんですか!

多湖:僕らだったら、担当のゼミの先生とか一緒に行かないと飛ばせないらしくて、機体がでかいんで、勝手に飛ばすんはよろしくないっていうのは言われたんで、だからもし飛ばすなら先生か誰か呼んできて、横に見張ってもらうっていうのは必要になるかなっていうのはやっぱりありますね。

鈴木:ああ、学校が携わってくるとそういう申請とか学校とか、そういう関係もあるんですかね。

多湖:まあ一応学校の機体なんで、そういうのはやっぱりありますね、申請とかっていうのは。

鈴木:もしも、嵯峨谷プロジェクトで買った機体とかだったら、もしかしたら、飛ばせるかもしれないっていうことですかね。

多湖:そうですね。

鈴木:嵯峨谷プロジェクトでドローンを一台買ったみたいですよ!

多湖:なんか、放送学科映像学科の子が前飛ばしてたやつですか?

鈴木:きっとそうですね、このプロジェクトのためのドローンが一台あるので、それをお借りすることができれば飛ばせるかなっていう。

藤井:なるほど。


嵯峨谷の印象


鈴木:嵯峨谷に行く前のイメージあるじゃないですか、どういう所なんだろうっていう。で、そこから、こういう印象に変わったなあっていうのありますか。

藤井:確かに話だけ聞いてると、完全に山の中で、社会から切り離されたすごい辺ぴな場所だなって思ってたんですけど、実際行ってみると山を結構登らなあかんっていうのはあったんですけど、意外と運転すればすぐに色々買い物出来るところとか駅も近くにあるし、そんなに住むのも不便じゃなさそうかなっていうのも最初の印象とは違ってて、びっくりしました。

鈴木:そうですね、行ってみると印象変わるっていうのもありますもんね。多湖さんはどうですか?

多湖:まあ、行く前といった後ではその、向こうの現地の人と会ってみてしゃべってみてってことで印象も変わるし、結構、芸術系の人とかが移住してきて、いい環境で作業してるっていうのが、自分らも芸術系なんでそこは共感できたりっていうのはあったんで、自分も住むとしたら、嵯峨谷のような自然豊かな環境で作業できたら本望っていうか。

鈴木:僕も行ってみたら皆さん、すごい親切で居心地がすごく良かったです。

画像2

嵯峨写真映え!!


鈴木:写真学科の人から見て、嵯峨谷の写真映えするような場所とかあったら教えていただきたいです。

藤井:やっぱり、一番上まで登った時の、道路から見える景色がかなり。滑りやすい山道を上って行った所から展望台みたいのがあって、そこから見える風景が一番綺麗やったかなっていうのは覚えてます。

鈴木:展望台からの景色はいいですね。多湖さんのほうは、映えそうな場所とかありましたか?インスタ映えとかじゃないですけど、嵯峨谷で撮るならこれだみたいなのが。

多湖:今のところ昼しか行ったことないんで、朝方とか夕焼け、夕日が沈む時とか、夜とかに行ってみると綺麗なんじゃないかなっていうのはあるんで、行ってみて、どんな感じに撮れるのかっていうのを探してみたいっていうのはあるんで、展望台の所とかもやっぱりよかったですし、ドローンを飛ばしてもやっぱり写真とかは撮れるんで、空撮とかでもみんなが住んでるところとかを、空から撮ってみると綺麗に見えるんじゃないかなっていうのはあります。

鈴木:やっぱお二方的にはドローンを使って撮ったほうが。

多湖:そのほうが絶対にインスタ映えはしますね。


嵯峨谷でやってみたいこと


鈴木:多胡さんと藤井さんって四回生の方ですよね?

多湖:そうです。

鈴木:卒業までに嵯峨谷でこれはやってみたいっていうのありますか?

多湖:…ドローンかな?

藤井:あの風景はドローンで撮りたいな、確かに。
嵯峨谷の集落の中の山と山に囲まれたなかを飛ばしてみるっていうのは、結構面白そうかなって。

鈴木:山間のなかを。

藤井:そこに向けて飛ぶのも面白いけど、中でやってみるのもおもしろいかなっていうのは感じたかな。

鈴木:いつか嵯峨谷がドローンスポットになってる可能性ももしかしたら(笑)。
そういうキャンペーンとかやったら、ドローンとか飛ばしたい人集まってくるには来そうなんですけど。

藤井:たしかに、まあ、そこの地域の代表の方がドローンを飛ばすことに対して積極的にやってくれる許可が出れば、多分他のところから練習場として使いたいっていうプロジェクトが湧き上がってくるかもしれないっていうのは。

鈴木:嵯峨谷で風とかの問題とかってどうなんですか?見た感じ、風は強風って感じはなかったですけど。

藤井:確かに、高い位置にあるけどあんまり風とかはなかったから、そういう意味ではドローンスポットとしては向いてるかも。

鈴木:もしドローンを飛ばしたいってウズウズしてる人嵯峨谷来てくださいみたいにやったら、面白いかもしれないですね。


ちょっとした質問


寺川:私も質問してもいいですか?
藤井さんのお話で、夏休み嵯峨谷で撮れる写真って、どういうものがあるのかなと思って。私、まだ嵯峨谷に行ったことないので、よかったら。

藤井:そうやな、夏休み行ったけど、夏じゃなくても短いドラマとか撮っても面白いかも。時代劇じゃないけど、古い昔のスポットがあって、そういうのを題材にした歴史ものを面白いそうやなって。

寺川:放送学科生なので、私もそういうのを聞くと、やっぱり嵯峨谷に行くのが楽しみになりますね。

鈴木:今、少し気になったことがあって、僕たち放送学科は自主制作でドラマとかドキュメンタリーを撮ったりするんですけど、写真学科の人たちって、写真とか動画とか撮ったりするんですかね?

藤井:そうですね、どっちもやります、最近の人たちは。

鈴木:え、前は違ったってことですか?

藤井:大体僕らより上の人たちは写真で、しかもデジタルというよりフィルムを使う傾向があるというか、それもあってちょっと古いというか、動画と写真を合わせるという最近の幅がないというか、一つ二つ上の先輩と比べて、動画使わへんのはもったいないって感じてたところです。

鈴木:多様化する社会で、Youtubeとかも普及していますからね。
多湖さんも自主制作で何か作ったりしますか?

多湖:自主制作というか、今卒業制作してるんで、それで動画を作ったりはしてますね。写真だけだと味気ないというか、動画も両方作れたほうが就職にもつながるんで、今の時代はどっちもやってたほうが良いと思います。

鈴木:写真以外にも動画とかの画角を決めるのがうまいみたいなことあったりするんですかね?

藤井:やっぱりその、映画をどのくらい見てるかっていうのもあるし、個人的に映像学科や放送学科の人達の画角と比べたら写真学科生の画角のほうがもっとドラマチックな感じに見えてて、他の学科の方には悪いんですけど…。写真やってると切り取り方がとぎすまされてくるというか、それで動画を撮るとシネマチックな感じで撮れますね。

鈴木:それなら、学科同士で撮る勝負をしても面白そうですね。嵯峨谷に行って、やってもらうみたいな。そういう学科がたくさんあるからこそできることをこのプロジェクトで使えたら面白いんじゃないかなって、今思いました。やっぱりそれぞれ学科の撮り方があると思うので。芸大って学科と学科がつながることって少ないじゃないですか。だからこういうのでつながりができてくるのはいいなあ、と思いますね。

画像3


最後のお話


寺川:またドローンの話題に戻っちゃうんですけど、ドローンで綺麗に撮るコツってありますか?

藤井:やっぱり、できれば限界まで高く飛ばしたり、限界まで低く飛ばしたり、ギリギリまで壁によってみるとか…そうなってくると危ないんですけど、テクニックに自信があるんやったら、極端に近づいたり引いてみたりすると、ダイナミックな映像が撮れるんじゃないかなって思います。

寺川:やってみたいけど、めっちゃ難しそうですね。操作にはどのくらいかかるんでしょうか?

藤井:人によるけど、テレビゲームの感覚に似てるから、そういうのに慣れてる人だと十時間くらいあればとばせるんじゃないかな。

多湖:鈴木くんだと飛ばせるんじゃない?

鈴木:今のところ五時間くらいしか飛ばしたことなくて、調子に乗って飛ばし過ぎたら怖くて、撮影も画のこととか考えなきゃいけないんで、僕はまだその段階じゃなくて。

藤井:練習しながら映画とか動画とかをいっぱい見ておいてイメージをためておくと現場ですぐ良い撮り方を見つけられるはずやから。テクニック+イメージで、かっこいいのが撮れるはずです。

鈴木:それでは、クロストークは以上です。ありがとうございました。

多湖:お疲れ様でした。

藤井:お疲れ様でした

寺川:お疲れ様でした、ありがとうございました!


最後に 


最後まで読んでいただきありがとうございます。後日談になるのですが、写真学科のお二人は嵯峨谷でドローンを飛ばすことができたみたいです。いつか、みなさんにドローンで撮れた映像を見せることができたら幸いです。
嵯峨谷プロジェクトの様子は、学生が運営しているNoteに加え、最新情報をお届けするTwitter、風景や暮らしは地域の方々が運営するInstagramで確認できますので、是非そちらもご覧ください!

執筆:鈴木・寺川

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?