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コメントでリレー小説、しませんか。と呼びかけてみた結果。

この世界には、予想を裏切るもの、というのがたくさんある。

昨今の株価、明日の天気、祖母のつくるごはん。

昨日、僕はその最たる一端をかいま見た。

それは『リレー小説』だった。


記事を投稿した直後の僕の頭の中は、ネガティブな予想が次々と浮かんでは消えていくという状態だった。

『もしも誰も来なかったら……』

『題材は三匹の子ブタでよかったのかな……』

『ばあちゃん、ちゃんと清潔に料理してるかな。今日は鶏肉だから、危ないかもな、カンピロバクター……』

しかし、どれも杞憂だった。

仲良くしてくださっている方々が、参加してくれた。

それどころか、記事で紹介までしてくれた。

紹介をみて、立ち寄ってくれるnoterさんたちも次々コメントをくれた。

三匹の子ブタは原作の展開をかなぐり捨て、いきいきとコメント欄で息づいた。

どのコメントもきらきらと輝いて見えた。

僕は企画の発起人であることを忘れて、すっかりのめり込んでいた。

「お、いいパスが渡ったぞ」

「僕ならこういう返しになっちゃうかもなあ」

「なんか変なひと出てきた!」

気がつけば、陽が沈もうとしていた。

我が家の夕食は『ピーマンの肉詰め』だった。

解凍してあった鶏肉は、祖母によって冷蔵庫にしまわれていた。


この世界には、予想を裏切るもの、というのがたくさんある。

でもひとつ、確かに言えること。

それは誰が欠けても、世界はこういう形をしていないということだった。

我が家の夕食も。

あのリレー小説も。


参加していただいている皆さん。
読んでいただいている皆さん。
心より、お礼を申し上げます。

ほんとうに、ありがとうございます。


▽参加、お待ちしております。▽


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