経営者は「会計が分からない」では済まされません
自営業者も会計知識は必要です。特に管理会計を用いた経営管理を行うことは、臨機応変に経営判断をくだすにあたって、きわめて重要です。
【管理会計とは?】
財務会計に基づいて会計処理された月次決算書などをベースに売上高の進捗状況などをチェックし、対策を打ち出すことをいいます。
企業会計の一種ですが、財務会計のように外部に公表する性質のものではありません。また、会計処理などは異なりません。
具体的には、事業管理です。たとえばAという事業について、売上高や売上原価、販売管理費を毎月、あるいは毎週チェックします。
そうすると、売上高が想定していたときよりも増えていない場合や、売上原価が想定していたときよりも値上がりしている場合などに、早めに対策を講じることができるのです。
このように、管理会計を常に行うだけで自営業者は大幅な赤字決算を免れることができます。
売上高が例年と比べて増えていかないと判断すれば、当然早めに経費削減に動き出すことができ、結果的に赤字幅を大幅に縮小できたり、あるいは黒字を計上することが可能となります。
一方、売上原価が値上がりしている場合は、早めに原因を突き止めることができ、仕入れ業者に対して原価低減対策を要請することが可能です。ソフトウェア開発をしている自営業者であれば、売上原価として計上しなければならない人件費の削減に動くこともできるでしょう。
管理会計を経営判断に生かすことで、経営環境に変動が生じても自身の経営状況は安定を保つことが可能となります。
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