お酒半径1mの世界
私は酒がだーいすき!である。
突然叫ぶ形になってしまったが、このmarmaladeさんの「大好きって いってみませんか?」企画に乗っかってみたものである。
なぜ酒が好きか、私の酒愛をここにつらつらと書き連ねたい。ちなみにここでいう酒というのは、「ざっくりアルコール類」という広義の意であることを始めに断っておこう。
今では時代遅れであろう、飲みニケーション。
だけど、侮れないというか、非常に便利というか、使い様によってはかなり「コミュニケーションの味方」になるのが酒の力なのだ。
酔って話しやすくなる、それ以前。
飲みに行こうよ、がある。
もしくは、私も飲んじゃおうかな。
「飲める同士」だから交わせる約束というか、誘い文句。
酔う、美味しい、以上の酒が生み出す付加価値。
シラフで打ち解け合えちゃう間柄であっても、その二人が酒好きの場合「お酒を飲む時間」というのは「趣味の時間」たり得るのだ。
飲んでる間、酒は飾りになるかもしれない。
強ければ酔わないかもしれない。
でも、「飲もう」と誘い合った時間は他の「お茶」とか「ランチ」では出せない空気があると思う。
17時とか18時前、「今日の夜ご飯どうしよっかな〜」なんてタイミングで、飲める友達と偶然会っちゃったものなら「ああ!もう!飲も!」となる。
美味しいご飯、とかではない。飲める人間とはパーリラパーリラタイムに突入なのだ。
私は一度もタバコを吸ったことがないが、多分喫煙所の空気、みたいなものがあると思う。周りの人間には入り込めない、あの空気感。
タバコよりあの空気感が好き、っていう人も喫煙者の中には多数いるのでは?
もしくは釣り好きな人の、あのボーッとその時を待つ時間。
たぶん、それと同じもの。
飲む空気感が好き。お酒も好きだけど。
それが例え異性であっても、別れ際に立ち止まってなんかダラダラと話し込んで、「ええい!もう!行くか!もう一軒!」となった時に完成するあの空気。
旦那が疲れたように一人で缶ビールのプルタブを開けたなら、キッチンからコップを持って向かいに座り手酌で入れちゃう。
あの瞬間にできる空気がとてつもなく私は大好きだ。
時代的にはとっくに廃れた飲みニケーションというものだけど、飲めない人もたくさんいると思うけど、あの「飲もう」とした人間同士によって作られる少し場の空気が砕ける感じがとてつもなく好きなのだ。
だから私は酒が大好き。
話を書いていて、「この人ならこんな店であんな酒を飲むかな」と考える時間も結構好きだったり。
なるべく美味しさが伝わるように書けたらいいんだけど。
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