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ちっくたっくちっくたっく

時計は毎日毎日リズムを変えずに1秒、1秒と刻んでいる。今回はそんな時計の話を書こうと思います。

鳥のさえずりは朝を感じる音。小学校のチャイムは、平日に鳴る。早朝の車の音は、人が活動し始めたことを教えてくれる。それぞれの音には、人の生活があり、時間軸を持っている。そんな中、時計の音は、何の時間軸も持たない音だ。1秒1秒わずかな音を出してコツコツ働いている。

小学生の頃、おじいちゃんとおばあちゃん家に子供だけで泊まりに行きました。普段なかなか会えないので、夜までとっても楽しい1日を過ごし、布団に入りました。おやすみなさ〜い。しばらくして、
チックタックチックタックチックタック。
いつもと違う場所で寝ているせいか、親がいないせいか、なかなか寝られない。何だか寂しい。時計の音が不安をさらに大きくする。家にいる時は、時計の音なんて気にした事ないのに、時計の音が気になって仕方がない。

年末のカウントダウン。おそらく一年の中で、人が最も同じ目的で時間を共有する夜だろう。みんなで声をあげて大きな時計の音を作る。日本中が時間を楽しむ夜だ。

大切な人の誕生日のカウントダウン。夜の12時、日付が変わると同時にメッセージを送る。

最後に
ふとした時に聞こえてくる時計の音。時間は常に進んでいるという当たり前のことに気づかせてくれる。





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