組織にはカリスマもエースもいらないんだって
皆さん、組織づくり頑張ってますか?
管理職や人事パーソンの永遠の課題である「組織づくり」ですが
巷にはたくさんの事例が書籍化されておりいます。
あれってどう思います?
確かにものすごく参考になるけど、あれをそのまま自分の組織にトレースしようと想像した瞬間に「絶対ムリ」ってなりませんか?
私も世の成功していると言われる、企業や人物の書籍は大好きですし勉強になりますが、こと自職場に導入しようと思った瞬間に夢物語に終わってしまいます。
多分、それって
”自分の影響力を及ぼす範囲外”なんだからだと思います。
だって組織ってものは、自分以外の価値観が大多数を占めているわけで、そんな圧倒的アウェーな中で自分の影響力なんて超カリスマでない限りほぼないに等しいんです。
要は何が言いたかというと、世の事例集は小説であって実用書ではないということ。(そうでないものがあるのは百も承知)
ただ見つけたんです。
私たち一人ひとりが意識するだけで組織に影響を及ぼすことのできる
事例集なのに実用書となりうるものが。それがこちら↓
プロサッカーチームの監督を主人公とした人気サッカー漫画「ジャイアントキリング」を題材にケーススタディしながら、弱小組織がジャイアントキリング(下剋上)を起こすための組織開発論がわかりやすく纏められた書籍です。
題材となる漫画の主人公 達海猛(たつみ たけし)は、一見無茶苦茶に見えるやり方ですが、着実にチームを良化させていきます。
詳しくは本書を確認いただきたいのですが、要点は3つです。
どこが実用的かというと、
①②はただ認識すればいいんです。
自職場はグループ止まり、要は「何かに対して大きく成果を上げるまで成長し切れていないんだ」ということを受け入れて、組織の成長段階を把握する。(ちなみにノーミング期以降からチームとなります)
③だけ頑張ればいいんです。自分の影響力のある小さい範囲から。
チームになるためには、ストーミング期(嵐期)を越えていく必要があって、メンバー感でしっかり意見を戦わせる(擦り合わせる)だけでいいんです。
そうすると、自ずとの相互理解が進み、ノーミング期(自分たちの中で腹落ちした規律ができる)に突入します。ここまで行けば晴れてチームです。
言い換えれば、ストーミング期を乗り越えた組織だけが大きくパフォーマンスを上げられる(ジャイアントキリングを起こせる)組織になりうるんです。
それでは、いつまで経ってもグループのまま。
ずっと及第点組織のままだそうです。
ちなみにトランスフォーミング期の組織は「生き物」に近づく、と本書では定義づけされています。これは相当にハードルが高いですね。。。
だから、万年グループ組織のわれわれはひとまず、ストーミング期に勇気を持って突入してみましょう。
いかに上手にストーミング期に突入し、上手くハンドリングし、ノーミング期に移行させるかのHOW TOはぜひ書籍をチェックしてみてください。
私から言えるのはこれだけです。
嵐を恐れるな
悩める組織人の皆様、一緒に頑張りましょう。
youtubeでも解説動画をUPしています。
ご視聴いただけたら嬉しいです!
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