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2018年、大阪ビレボア公演の思い出④ 2022/02/22

〜2021年に解散した某韓国アイドルグループの推しとの思い出を綴るnote〜

大阪遠征、2日目。
直前発表になったイベントのため、八尾の某ショッピングモールに向かう。

KPOP祭りというタイトルのイベントが開催され、大阪を拠点にする韓国アイドルグループとの合同イベントに急遽出演することになったのだ。

一般の買い物客も見ることが出来るショッピングモールのイベント広場で行われた。

ミニライブと特典会があり、特典会ではツーショットセルカが1000円という破格の値段設定だった。
(リリースイベントだとセルカをするのにCD3枚を買うことになるので7500円ほどかかる)

その発表があったことで、東京から急遽大阪へ来たヲタクも多かった。

さすがに地元を拠点としている他のグループは、声援の量が違っていた。大阪に根付いている感じがする。

だけど、推しのグループは大阪に来てまだ2週間にもかかわらず、特典会は大盛況で大阪のグループの2倍は並んでいた。
客観的に見てもイケメン揃いのグループだから、良いお披露目の機会になったんじゃないかと思う。

特典会のツーショットセルカ。
悩みに悩んでやることにした。
私はリリースイベントでもセルカの特典は避けていたから、生まれて初めてのセルカだ。。
リリイベでは、同じ値段設定でセルカとメッセージ付きサインがあったからいつもサインを選んでいた。

キラキライケメンの隣に写る地味でブスなヲタクなんて、見るに堪えないから。
チェキならまだ画質が荒いから自分のブスさが中和されるけど、スマホのセルカは高画質だから隠しようがない。

東京にいるヲタ友にセルカどうしようかと相談LINEをしたら、その値段なら絶対やるべきだと後押しされ、決心した。

この時はまだチェキの順番は2番目の推しを先に指名していたので、セルカも同じように2推しを先に指名した。

本命の推しが見ている目の前でツーショットセルカを撮る気まずさったら、、、、
推しは何とも思ってないだろうけど、そんなの自意識過剰なだけだけど、私は逃げ出したい気持ちだった。

2推しは爽やかに迎えてくれた。
ポーズをどうするかと訊かれたが、そんなことを考えてる余裕など緊張で私には無かった。

とにかくササっと終わらせたくて、横に並びピースをしてスマホのカメラに顔を向けた。

2推しは、肩に手を回してセルカを撮った。
まさか肩を抱かれるとは思っていなかったから、めちゃくちゃ驚いたけど、顔には出さないようにした。

特典会の最中も「メンバーに触れたりポーズを指定しないで下さい」という注意が繰り返しアナウンスされていた。
メンバーが自主的に接触するのはOKだと思うけど、、他のヲタクが見ているのにまずいんじゃないかと冷や冷やしてしまった。

もちろん2推しに肩を抱かれて嬉しくないわけはない。(嬉しいし、正直ときめいた)

しかし本命の推しの前で、私はますます気まずくなってしまった。
大丈夫、何とも思ってないはずだ、勘違いするなと自分に言い聞かせる。

2推しとセルカを撮り終わり、次に本命の推しを指名した。
推しはテンション高く「ハルさーん」と言いながら出てきた。(可愛い.…)

そしてiPhoneを受け取ると、私の肩に手を回しセルカを撮った。。

い、一体この2人どうしちゃったんだろう。。
嬉しいけど、嬉しいけども。。
こんなことして怒られないんだろうか。。

もしかして、みんなそうしてるのかな?と思って周りの様子を観察してみたが、肩を抱いて撮ってる様子は無かった。

とりあえず東京の友人にLINEで報告してみたら、めちゃくちゃ驚いていた。
大阪まで来てくれたお礼の意味でサービスしてくれたのかな、、と思うことにした。

八尾のイベントはミニライブと特典会が2回あったが、セルカは緊張するから1回で十分だと思って、私はミニライブだけ見て2回目の特典会はやらずにビレボアへと向かった。ソロショットのセルカだったらたくさん課金するのにな。。

夜の公演も最前列に座ることが出来た。
ライブ開始前にトイレへ行くと、事務所の代表がスタッフを叱責する声がステージ裏の通路から聞こえた。

そして公演が始まってメンバーが登場した時、みんないつもと違う雰囲気で推しの表情が硬かった。

何があったのだろう。。。

始まって数曲終わったあたりでようやくいつもの表情に戻った。
メンバーたちの雰囲気も次第に明るくなっていた。

ライブ後の特典会は、昨日よりも人が多かったような気がする。
八尾のイベントを見て、そのままビレボアへ初めて見に来たというお客さんもけっこういたようだ。

そして特典会が始まり、この日も2推しと本命の推し、団体チェキを1枚ずつ撮ってサインをもらった。

前日に感じた推しの対応の変化が、この日の特典会で確信に変わった。

うーん、、何というか、、、
馴れ馴れしいというのとは違う。
今までアイドルから彼氏対応というものをされたことが無いけど、こういうのが彼氏対応なのかな?と思うような感じ。
上手く説明出来ないが、前より親密な対応になったというか。
ドキッとさせるようなことを言ったり、仕草だったりが今までとは違うのだ。
..…説明下手すぎか。

今まではどうだったかというと、年上のおばさんお姉さんファンとして敬うような対応だった。
韓国は儒教の国だから、年上の人には礼儀正しいのが基本だ。日本では年上扱いをすると嫌がるが、私はそのくらいの距離感が気楽で良かった。

推しは私のことを「さん」付けで呼ぶ。
一度それをやめようとしたようだが、私が困ったような微妙な反応をしてしまったから、ずっと「ハルさん」のまま。
私はその呼び方が好きだった。

2番目の推しは、自然に途中から私を呼び捨てで呼ぶようになった。
他のメンバーも呼び捨てになっても、推しは「さん」付けなことが私は可愛くて好きだった。

そんな推しが、時々冗談まじりでぎこちなく呼び捨てにすることがあって、そういうちょっとしたトキメキが楽しかったのだ。

私がそう望んだから「さん」付けで呼ぶことは最後まで変わらなかったけど、この大阪を機に対応が変わった。
推しの中でどういう変化があったのかわからないけど、ヲタ友に言わせると『ようやく自分が1番だと確信できたから対応を変えた』ということでは?と。

彼らは誰が1番愛されてるか常に競争意識を持ってるのだと、彼女はいう。
自分が1番愛されたいんだ、と。

たしかにそうかもしれないな。
彼らはアイドルなのだから。


長くなったので、続きは⑤に書きます。

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