大津司郎

アフリカ紛争ジャーナリスト。1970年横浜から船でアフリカ渡航以来180回位アフリカ往…

大津司郎

アフリカ紛争ジャーナリスト。1970年横浜から船でアフリカ渡航以来180回位アフリカ往復。サハラ干ばつ救援委員会設立、青年海外協力隊(タンザニア)90年ネルソン・マンデラ氏インタビュー以後、ソマリア/ルワンダ/コンゴ/スーダン/アンゴラ/イラク/ブルンディ/シリア/ウガンダ北部他

最近の記事

“Real Fantasy” from Southern Sudan/cattle camp

    • “God save us”/escaped from Burundi mess

      • AFRICA/ヒーロー*アンチヒーローへの旅

        😂持続可能な開発目標(sdgs)の実現と発展に向けて新たな一歩を踏み出したかに見えるアフリカの夢と希望をぶち壊すかのようにここに来て再びアフリカの紛争/テロが増加している。 欧米主要メディアが伝える紛争以外に、世に伝わらない対立/戦いが大陸の至るところで噴き出している。それはつまり、貧しさと苦しみの中、世界の誰からも知られることなく表舞台から退場させられていった人間たちの声なき叫びでもある。 アフリカ紛争ジャーナリストを名乗る(self claim)私はそうした〝パワフル〟な

        • 「消えたスクープ」イラク-2004-4月

          バグダッドの通りを次の取材地に向かって走っている時、イラク人の護衛兼コーディネーターの電話が鳴った。契約している東京のプロダクションからだった。〝元気でやってると思うけど、気をつけて取材頼みます、さっき3人の日本人がイラク人テログループに捕まったらしいんだ〟〝、、、〟、一瞬オレは耳を疑った。〝というわけだから、大津さんも危険な動きは止めてください〟〝止めてください〟、そうハッキリと言われた。自分ではガンガン行きたいけど、場所が場所なので契約先の願いは無視できない、正直、捕まっ

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          《サヨナラのキッスーー遥かなるアビシニア》

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          「戦場で死なないために」ーわたしはauraオーラを見たー/後編

           ーーーーーーーーーーーーー ●オーラauraへの道/フツ族ゲリラ山岳地帯を走るアンセルメの家を出てどれくらい走っただろうか、緑に覆われた山がせまってきた、やがて目線の先に一本の棒が道路を塞いでいるのが見えた。検問所だ。普段なら緊張と恐怖で脳幹が縮み上がり、心臓がバクバクと鳴る、今回はブルンディ・ユニセフの車に乗ってスタッフも一緒だ、難癖をつけられて脅かされることもないだろう。案の定手続きを済ますとアンセルメはすぐに戻ってきた。検問バーの横に立っている兵士が道をふさいでいる

          「戦場で死なないために」ーわたしはauraオーラを見たー/後編

          「戦場で死なないために」ーわたしはauraオーラを見たー

           ーーーーーーーーーーーーー●ブルンディ潜入1996年、ブジュンブラ(首都/ブルンディ)、ホテルの部屋のカーテンの隙間から下を見ると銃を持った兵隊が巡回していた。隣のルワンダで虐殺と内戦が起きて2年、すぐ国境を接したザイール(現コンゴ民主共和国)を入れた〝グレートレイクスGreat Lakes太湖地方〟一帯はルワンダ新政権によるザイール侵攻もあり、一触即発のキナ臭さが充満していた。1週間前に訪ねたザイールのブカブでは爆発があり、わたしも至近距離で銃撃を食らった、すぐ近くの小屋

          「戦場で死なないために」ーわたしはauraオーラを見たー

          〝ケビン・カーターは死なない〟/「ハゲワシと少女」の真実

          ◾️Shiro Otsu/アフリカ紛争ジャーナリスト 〈何故書くのか、書けるのか〉 わたしは何十年アフリカ武力紛争を追いかけ、取材してきたフリージャーナリスト(映像)です、今の日本社会では吹けば飛ぶような存在です。 ソマリア/スーダン/ルワンダ/コンゴ/アンゴラ/ウガンダ/ブルンディ/チャドそして中東のイラク、、、 何故アフリカ紛争を取材してきたのか。 そこに人間と時代、そして世界のほとんどの問題と困難が凝縮されていると直感したからです。当然ですがそれは日本の主要メディアとは

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