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価値観のタイムスリップ

先日、出張に行く機会があった。

仕事先の方とざっくばらんに話して感じた価値観のギャップについて書いていきたい。
ここではその方を、仮称Aさんとしておきます。

Aさんと話して、2世代上のような感覚(私の偏見)で生きている人がいるんだと衝撃を受けた。

Aさんは40代前半の男性で、結婚して子どもが5人いるという。
最近社内でハラスメント教育があったらしく、後輩や部下への接し方の話しになった。

説教はしないようにとか気をつけていることを話してくれた。

飲み会には20代の人はあまり来ないそうで、付き合いが悪いと感じているようだった。
働き方についても思うところがあるらしい。後輩は残業もあまりしないそうで、Aさんはもっと稼ぎたくないのか?と発破をかけているらしい。

Aさんの話を聞きながら、仕事で昼間一緒なのに、夜まで一緒にいるのは疲れると思った。
結局、アルコールを交えて、場所を変えた仕事みたいな時間になる。

やるべきことはやり切るけど、残業は稼ぎを当てにするものではなくなっているなと思った。

後輩と給料の話になり、どんなことに使っているか聞くと、貯蓄や投資の話しをしてくることに驚いていた。

もう老後の心配をしているの?みたいな。
ちなみにAさんは「倍にしたくねぇのか?」とギャンブルを推奨していた。。。

ギャンブルに行って負けたら損じゃんと、リスクをすぐ考えてしまう。
リスクはすぐに回避したがる私です。

飲みニケーションが、できないことの寂しさとAさんが大切にしていることと、後輩とのギャップがあるらしい。

かく言う私も、飲み会は必要最低限にとどめており、iDeCoやNISAをして、できるだけ残業はせずプライベートとのバランスをとるタイプ。

飲み会は月1回いけば充分。お金もかかるし、他のことに時間を使いたい。

投資の複利の力で資産形成。貯金は将来、時価に負けてしまう可能性が高すぎる。

残業したからといって、やることはたくさんあるので、区切りをつけて帰りたい。

Aさんの話を聞いている最中、こんな気持ちが沸々と湧いていた。
私の職場の上司と話しているような気分になった。

Aさんの考え方や働き方を否定したいわけではない。
むしろ、奥さんと5人お子さんを育てるために一生懸命働いているすごいお父さんだ。

お金の感覚や、働き方、人付き合いについてAさんとの出会いのおかげで、自分の中のものが際立つ感覚があった。

ギャップを感じた話ではあるものの、人との違いを通して自分の大切にしているものがよくわかった気がした。

目に見える違いと環境や触れるものによる違い。

属性や価値観が異なる人との出会いは刺激があって面白い。

こんな出会いを重ねてもっと自分を知っていきたいと思う。

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