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魅力的な牛乳

先日ご一緒頂いたタカナシ販売の渡邊さんがお店に来てくださいました。
知らない事が山のようにあるので、
専門的な知見を伺うのは本当に勉強になりありがたいことです。

話の中で根釧地区(こんせんちく)の酪農について教えて頂いた話がすごく魅力的でした。

根釧地区とは北海道の右上、根室と釧路にかかるエリア。
海から「海霧(かいむ)」という霧よくかかるそう。
海霧には海の塩やミネラルを含んでいるのですが、
農作物は育たないため牧草が広がります。

その牧草の放牧で育てられた牛の牛乳がタカナシ乳業さんのHOKKAIDO4.0。
放牧と言ってもよくイメージする、木の塀などは一切ないらしい!
牛は頭が良くて、戻ってくるのだそう。

何故でしょうか。
搾乳がキーだそう。
しかも戻ってきた牛は搾乳エリアに自ら列をなして並ぶらしい。。

ホルスタイン種の中でもエリートの乳が集められた牛乳がHOKKAIDO4.0。


また、餌についても、その土地の餌のみで育つらしいです。
夏は草地型酪農で草を食べますが、冬用の草を確保しておくらしいです。
年間、その土地の草のみを安定して食べる牛たち。
ストレスも少ないのだそう。

低ストレスが良い乳に繋がるということでした。

また、根釧地区はフランスの乳製品が盛んなノルマンディーと環境が似ているそう。
ノルマンディーはバターやカマンベールなどが有名。
また、ノルマンディーの牛、
「ノルマンディー種」を根釧地区で育てる取り組みも行われているそう。


そして、なんとノルマンディーのイズニーサントメール酪農協同組合とタッグを組んで乳製品を作る取り組みを行っているのだそう。
それが
「brise de mer(ブリーズ ドゥ メール)」。

先の根釧地区のノルマンディー種とホルスタイン種の生乳をブレンドして作られるブランド。

MOULE A LA LOUCHEという、ルーシュといわれる柄杓でチーズカードに注いで発酵を促し、そしてまたチーズカードを流し込む、を五回繰り返すカマンベールはなんと、
JAPAN CHEESE AWARD2022でグランプリをとったそう。
このアワードには様々な部門があり、
それらの部門の金賞の中からグランプリを選ぶのだそう。
(311種の中から選ばれたそう)

このカマンベールは最初は芯があるが、
日が経つごとに柔らかくなり味が変化していき、
この変化も楽しみの一つとのことです。



こんな素材を使って皆様に美味しいジェラートやスイーツをお届けしたい!
値段コストが凄いんです。。
でもこれは工夫次第、
熟考を重ね不可能を可能にする糸口を探ります!


#感謝の芽吹き

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