路上写真にて:2024/3/4-10

最近はカメラを家に忘れる。
原因はきっと、カメラを肩掛けにしたから。
あれ、コートの季節は邪魔なんだよなあ。

カメラを持つ皆さんはどうしてますか？

個展会場で在廊していると、カメラを持っている男性がちらほら。首から下げていたり、肩がけにしていたりと、皆さんちゃんと持ち歩いている様子。それも私のカメラよりでっかくて重たいものばかりを目にする。よく疲れないなあと不思議に思う。どうしたって身体の構造も耐久力も違うのだから仕方がないのだけれど、こんなことにさえ悔しいなあと思う。

私はとにかく小さいカメラがいい。荷物もあるし、重いカメラを持ち歩くのは難しい。身軽でないと写真だって楽しくないから、軽さがかなり重要。ポッケに入るのが理想的ではあるんだけど、落とすのも怖い。

こんなことを言うと、か弱く思われてしまいそうだけど、私は力がない方ってわけじゃないです。子供の頃から家の仕事を手伝っていたおかげで握力は妙にあるし、重たい荷物を運ぶことに慣れて持ち上げる力も低身長な見た目よりあるのです。でもねぇ、やっぱりへなちょこだ。重たいカメラを持ち歩いたらすぐにバテる。それでカメラは小さめを選らんでいるのだけれど、肩がけの紐を付けてるとコートの時期はめんどくさい。コートを脱ぐだけでもめんどくさいのに、紐付きカメラをとったりかけたりするなんてめんどくさ過ぎる。

今日、決めた。冬はＧＲだ。カバンに入れても邪魔じゃないＧＲだ。

この冬、私はさっぱり写真を撮れていない。
カメラの持ち歩きがめんどくさいからってそれでいいはずがない。反省です、反省。

私は路上写真が好きです。
街だって言葉を持つし、生きた存在だけれど、欲は持っていないから、撮れば撮るほど私の街になる。


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photo | SAKI OTSUKA

ちょっと前まで私は都会しか撮れなかった。都会のそれも繁華街。なぜか田舎だとピンとこなくてシャッターを押せなかった。今考えるともったいないことしたなあって思う。(こうやって書いてると、町写真、街写真、まち写真、字が違うとイメージが変わるの面白いよね)