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山のなにが楽しいの?

山のなにが楽しいの?

アウトドアなイメージがなかった私が突然山にばかり行くようになって、よく聞かれるようになりました。
批判的なのではなく不思議がられているようです。
何回も聞かれていると大体同じようなことを答えているな〜と思ったのでnoteにも記してみようと思います。

山の楽しみ方は人それぞれなのであくまで一例として、参考にしてもらえたら嬉しいです。


頑張った人しか見られない景色

まずはこれに尽きます。
ロープウェーなどで簡単に絶景を楽しめる山もありますが、たくさん歩いて息を切らしてたどり着いた絶景には敵いません。
特に泊まりの山行の時は、日中の景色に加えてアーベンロート、モルゲンロート、プラネタリウムのような満点の星空を見ることができます。(天気が良ければですが・・)

赤岳直下の岩場からの雲海と朝焼け
秋の始まりの室堂
五色ヶ原キャンプ場の夕陽
白馬三山の雪がかかった山並みと紅葉


春夏秋冬で同じコースでも景色が全く異なっており、何度行っても新しい発見があります。私は雪山はやりませんが、今年は雪のある低山を歩いてみたいと考えています。四季折々の景色を楽しみたい。

ひとつだけ残念なのは、山での絶景を見すぎてそこそこの景色の良さでは感動ができなくなることです。


ギアを試行錯誤

山を始めたてのころはまずなにが必要なのか分からずネットで調べて出てきた必要そうなものを買ってみました。

色々な山行を重ねていくと、自分が求めている機能がわかってきて買い物をする時の基準ができてきます。

今はちょっとずつ荷物を軽くしようとしているので、持ち物全ての重さを計測して試行錯誤しています。

やっぱりお気に入りのギアを使うとテンション上がるしひとつひとつのものに愛着が湧いていいですよね。

EEのキルト型シュラフ
固形燃料のファイヤードラゴンがお気に入り



体力がつく

天候や山以外の予定もあるので毎週山に行くことは正直難しいです。毎週山に行ける人以外は山以外でもランニングや筋トレなど山以外の場所でもトレーニングを積んでいるのではないでしょうか。

私の場合は山を始めて半年ほどは月に2回程度の山歩きから始めて、その時は山の体力は山でつければいいと思っていました。
ランニングを始めたのは初めての北アルプス涸沢カールに行った時に、穂高連峰を見てその壮大さと美しさに衝撃を受けたことがきっかけです。
その時はソロで山小屋泊だったのですが、テント泊の自由さに憧れて1年後に北アルプスでテント泊をするという夢ができたことで体力作りに燃え始めました。

思い出の涸沢カール

最初は2km走るのもやっとだった私が半年後にはハーフマラソンを完走できるくらいに成長しました。今はフルマラソンの完走を目標にランニングを続けています。

地元新潟のハーフマラソンに出ました


食べ物が美味しく感じる

山を歩くのってかなり体力を消耗します。
普通に生活していたら10キロ前後の荷物を背負って汗をダラダラかきながら段差を上り続けたり下り続けたりってしないですよね。

疲れ切った身体に染み渡る山での食べ物、下山後の食べ物には中毒性があります。

涸沢ヒュッテのおでん
鍋割山荘の鍋焼きうどん
福ちゃん荘のおほうとう
室堂ターミナルのソフトクリーム
花立山荘のかき氷
塔ノ岳でたべるカップヌードル
尾瀬小屋のステーキ丼はレベル高すぎる

どれも普通にいつ食べても美味しいんですが、塩分の多いものは生き返る気がします。あと夏場はソフトクリームとかき氷がたまらない。

山で料理は頑張らない派なので、食事はお湯を沸かすだけで食べられるものか乾き物を食べて山小屋の食事も楽しんだりします。


最後に

私は昔からアクション系のゲームに弱く(反射神経が鈍い)、RPGが好きです。といってもゲームをたくさんしてきたわけではないのですがドラクエだけは大好きでほぼ全てをプレイしています。

私にとって山登りはドラクエに似てるな〜と思うことがよくあります。
ドラクエと山登りについて書こうと思ったら長文になりそうなのでまた別記事にしようかなと思います。

私はお酒も飲まないし、山での料理も面倒なのであんまりワイワイ楽しむスタイルの登山はしていません。でも楽しそうにしている人たちを見るとたまにはそういう楽しみ方もいいなあなんて感じたりもするし、ソロばかり行っていた時期は誰かとこの感動を分かち合いたいな〜と寂しく感じることもありました。

人によって様々な楽しみ方ができる山はやっぱり素晴らしい。


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