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天才型・努力型は相対的である【受験勉強】

世の中には、天才型と努力型がいると言われる。天才型=何もしなくても上手くできる人、努力型=努力しないと上手くならない人というイメージだろう。受験勉強の世界でもこれはよく言われるところで、「1日1時間の勉強で東大合格」みたいな人が天才だと持て囃されたりする。どちらかといえば、天才型に憧れる人が多いのではないだろうか。

しかし、天才型・努力型というのは、本人の能力と目標の高さによって決まる相対的なものである、というのが私の考えである。

再び受験勉強を例にとって考えてみよう。

1日1時間の勉強で東大に受かる人は、天才型だからというより、自分の能力に比べて目標が低いからだ。その人が理3を受けるとなれば、もっと多くの勉強時間が必要で努力型になるだろう。逆に、がり勉して東大に受かった人は努力型だと思われがちだが、目標を早慶にすれば、少ない勉強時間で受かるだろう。

また自らが置かれた環境にもよる。私は公立中学出身だが、中間期末試験では大して対策をせずとも1位であった。クラスメイトから見たら天才型に見えたかもしれない。しかし超難関の高校に入学してからは、勉強時間が多いにもかかわらず成績は中くらいで、どうみても天才型には見えなかった。私の性質は変わっていないにも関わらず。

私が言いたかったことは、天才型・努力型というのは環境や目標設定によって決まる相対的なものである、ということだ。今回は受験勉強を例にとったが、全ての領域で成り立つことだろう。努力型の人は「愚直」、「真面目」などと形容されることもあり、自分に才能がないのではと悩むこともあると思う。しかしそれは、あなたが高い目標に挑戦している証拠であり、素晴らしいことだと思う。


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