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『ゼルダの伝説』と脳の神経回路

4歳の息子が「どうしてもやりたい」とのことで『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』を買いました。
ファミコン世代でしたので小中学生の頃はやっていましたが、自分は現在のゲームに関心はありませんでした。
対象年齢が12歳からとのことで「どうせすぐに諦めるだろう」と思っていたのですが、面倒だったので買い与え、やらせてみました。
そもそも息子はまだ平仮名も満足に読めない。

余談ですが、野口整体をやっていて「子供にゲームをさせるんですか?」と言われることがあるのですが、息子は変わっていて、小さい頃からとにかくテクノロジーに興味があり、自然があまり好きではなかったです。
幼稚園は山の中にある自然派の人々が通うようなところに行っているのですが、ありがたみをあまり感じていません。
自宅で整体出産して、私自身が息子を取りあげてから、ずっと観ていますが、変わっています。
木製のおもちゃとかは一瞬しか遊ばなかったですね。
『あんぱんまん』とか『おかあさんといっしょ』とか、ほのぼのしたものにもほぼ興味なし。
絵本も数百冊は友達に貰ったものがあるのですが、あまり読みません。
絵とかもあまり描きませんが、パソコンやスマホを使ったお絵描きなんかはずっとやっているわけです。
実に不思議です。
一緒にピアノとかギターを弾く未来を思い描いていたのですが。

ゲームを持っている子、持ってない子、お友達でも様々いらっしゃるわけですが、子供の性格によって、プラスに作用するかマイナスに作用するか明らかに違いますね。

ところで、『ゼルダ』ですが、やっぱりハマりましたね。
『マリオ』より『ゼルダ』です。
困ったことに延々やっています。
難しい処は私がやらされます、文字が読めないので、声優のように朗読もさせられます。

あほなことに私もハマりました。

そこでまた不思議なことが起きたわけです。
『ゼルダ』はグラフィックが3Dぽいのですが、これをずーっと観ているとどうやら脳の神経コネクションが変化するようで、ゲームをやった後に音楽を聴くと音も今までより明らかに立体に聴こえるんですよ。
視覚に引きずられて、聴覚の中の空間を統合する領域が変化するようなんですね。
音像が立体的に、音場の奥行が深く聴こえるんですね。
面白いですね。

そこでさらに整体での着手の話になるんですが。
着手した時の相手の身体の立体感と奥行と鮮やかさも明らかに変化しました。

不思議なことなんですけども、視覚(脳内視力)が変化すると身体感覚も変化するんですね。
最近は身体の奥の方まで感じられるんですね。

ゲームをしたら、整体の技術が向上するとは夢にも思ってなかったのですが、現実というのは不思議なものです。

ところで4歳から3D的に視覚がぐるぐる廻るようなゲームをやっている息子の脳内はどうなっているのでしょうね。
以前は、幼児に「ゲームなんて」と思っていましたが、なるべく先入観なく、ポジティブに観察していこうと思っています。
現在では幼児の脳の神経の発達に良い面があるかも、と思っています。
こういった現実の現象を、野口の整体の知見で今後も継続して分析していこうと思っています。
ですので次作の『ゼルダ』も買うつもりです。

決して、私がやりたいから!
ということではありませんよ。


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