湯本裕二

野口整体の道場の音和塾を主宰しています。中央線西八王子駅から徒歩4分です。 https…

湯本裕二

野口整体の道場の音和塾を主宰しています。中央線西八王子駅から徒歩4分です。 https://www.otowajuku.net/

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自己紹介

東京都八王子市で野口整体の道場『音和塾』を主宰しています。 湯本裕二と申します。 道場の所在地は中央線沿線の西八王子駅から徒歩4分です。 八王子には縁もゆかりもなかったのですが、この地で楽しく整体生活を送っています。 息子が生まれたのも八王子です。 ぜひとも整体出産(そういった出産育児法が野口整体にはあるのです)をしたいと思い自宅出産を計画しましたが、我々を唯一受け入れてくれた助産院が八王子に近い場所でしたので、こちらに引っ越してきたわけです。 ちなみに、出産当日はお産

    • 産熟体操

      整体出産をしなかった場合に産熟体操という骨盤を閉める体操を行う。 出産から35日目に行う、と野口先生はおっしゃっている。 大体5週間くらいとなる。 これは我々はやらなかった。 まず、完璧な整体出産ではなかったものの、失敗という程でもなかったので、必要ない、ということ。 もう一つは妻が昔、ある指導者から「痩せる」と言われ、行ったところ、逆に太った、という事実があること。 整体体操というのは実際には難しい。 呼吸の間隙を突くというのは素人には至難の業である。 失敗した時

      • 匂ひ

        赤ちゃん、一週間までは天然のお乳のような匂ひがした。 なんともいえないよい香りだった。 まだ、ミルクもお乳も与えてないのに、そんな匂ひがした。 毎日匂ひをかいでいた。 丁度、一週間で消えた。 そこからは無臭。 四週目くらいから、頭がおっさんのような匂いになってきた。 もうちゃんと洗わないと臭い。 人間て悲しいね。 どんどん汚れていく運命なんだろうね。 産れてから初めて、息子の腹に手を当てた時、炊き立てのご飯を連想した。 何も穢れがなかった。 その後すぐに、妻の腹に手を

        • 新生児のサウンドトラック2

          新生児とは誕生後1ヶ月までの赤ちゃんのことをいうそうです。 もう新生児ではなくなりました。 2週目から4週目によく聴いたCD。 選択は結構適当になっていった。1~2週目と比べると、聴けるものの幅が拡がった。 少しは歌ものが聴けるようになった。 宗教音楽よりはやはり気軽に聴けるようなものがよかった。シリアスなものは疲れる。 ノイズは聴けない。 というより、赤ちゃんの泣き方、呼吸の間、と抱いたときの音源の鼓膜との近接感が、そもそものノイズの起源ではないかと思った。 ノイズを出し

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          体脂とB郡容血性連鎖球菌

          準備していたことがあまり意味が無かったりする。 生まれたばかりの赤ちゃんには、体脂というぬるぬるした脂で覆われていて、その脂は石鹸などで落とさない方がよい、とされている。 病院で出産すると、問答無用できれいに洗われたりする。 事前の助産師さんとの打ち合わせで、体脂はそのままにしてくれ、とお願いしました。 出産時には助産師さんが間に合わずに私が取り上げたのですが、赤ちゃんには元々ほぼ体脂は付いていませんでした。 理由はわかりませんが、個人差があるようで、体脂が多い子も少な

          体脂とB郡容血性連鎖球菌

          6週間薄暗い中で生活する

          出産から6週間は母子ともに眼の保護のため、光を制限し薄暗い中で生活する。 特に最初の2週は重要とされている。 これは想像していたよりたいへんだった。 子供が抱っこしていないと眠らないので(布団に寝かすと気付いて泣いて起きてしまう)、夫婦どちらかが常に子供を抱いていないといけない。 その間、暗いので本も読めないし、スマホも見れない。 食事もその暗い部屋で食べた。 私は音楽が好きなので、その間ずっと聴いていたが、それでもギブアップしそうだった。 病気でもないのにずっと寝ていた。

          6週間薄暗い中で生活する

          入浴

          入浴に関しては野口晴哉先生の『育児の本』に於ける「赤ちゃんの入浴」という章にて入浴法の解説があります。 また、堅田浩敬先生の『整体操法講座記録 育児編』に於いても詳細な記述があります。 私は事前にこれらを読んでいたので、意気込んでいました。 赤ちゃんのエネルギーはすべて入浴で分散させてみせるぞ、と。 実際に行ってみますと、整体的な入浴など、ほぼ不可能です。夫婦二人では。 「入浴は体を洗うのが目的ではなく赤ん坊の運動が主目的である」とありますが、泣きじゃくるうんこまみれの

          新生児のサウンドトラック

          生後2週目位まででよく聴いたもの。 生後2週目までは目を守るため、この世界に目が馴染むまで特に部屋を暗くしていないといけなかったので、新生児と一緒にいる時間はスマホや本なども読むことが出来ないため、することがない。起きている時はずっと音楽を流しっぱなしにしていた。 かけていた曲は、私の趣味であり、赤ちゃんが嫌がることなく、また妻の許可が得られたものであった。3人の感覚が一致したもの。 それが以下のアルバムなのですが、順当でもあり以外でもありました。 レコードで所有しているも

          新生児のサウンドトラック

          しょいしょい音頭

          赤ちゃんをあやす時、座ったり寝たりしても泣き止んでくれない。 しかし、立って抱いてあやすと泣き止むことが多い。 その時に私はよく「しょいしょい、しょいしょい」と呟きながら揺すぶってた。 これを観て妻が「しょいしょい音頭」と命名。 最初の頃は縦に小刻みに揺らしていたけども、次第に腰椎2番で左右に揺らした方が効果的なことに気づいた。 赤ちゃんが左右型だからなんだろうか。 わからないが、左右の動きがしっくり馴染んだ。 妻によると、不得意な左右の動きをそうやって学んでいくんだよ

          しょいしょい音頭

          7日の波

          妻は出産から7日経って大きく身体が変化した。 始めて7日で動く波を実感できた。 それにしても、育児に忙しくて、どうしても妻の身体を観ることが後回しになってしまう。 観てる暇がない。 (2019年4月8日執筆)

          氣の方向

          赤ちゃんがお乳を吸っている時、後頭部を愉氣するとよいという。 野口先生の講義録によると、頚椎3番に愉氣をする、とおっしゃっている。頚椎3番の含意はよくわからない。鼻呼吸の通りをよくするためだろうか(『育児の本』P.121に「3番を冷やしたときには吸う力が弱くなる」とあります)。 先日言われている通りに後頭部に愉氣していると、氣の方向が口から後頭部へという流れだった。 考えれば当然だけど、お乳の流れる方向に氣が流れていた。 やはり野口整体は、こちらが働きかけて「やってやる」

          昔の自分

          泣き叫ぶ子供を抱いてあやしていると、かつての自分もこうされたかったのではないかと思った。 私が生まれた時、早産だったかなんだか母によると記憶がさだかでないが、1週間入院していたとのこと。 私が退院して後に母が私を抱くと「泣ききらない。泣き始めてあやすと泣くのを途中で止めて真顔になる」ということだった。 後年これを聞いた私は、きっと泣いても誰も寄ってこないから諦めたんだろう、と思った。 実際、私は諦めの早い人間に成長し、自分の要求を声を大きくして主張するということは殆ど無い

          昔の自分

          泣き叫ぶ子供を抱いてあやしていると、かつての自分もこうされたかったのではないかと思った。 私が生まれた時、早産だったかなんだか母によると記憶がさだかでないが、1週間入院していたとのこと。 私が退院して後に母が私を抱くと「泣ききらない。泣き始めてあやすと泣くのを途中で止めて真顔になる」ということだった。 後年これを聞いた私は、きっと泣いても誰も寄ってこないから諦めたんだろう、と思った。 実際、私は諦めの早い人間に成長し、自分の要求を声を大きくして主張するということは殆ど無い

          カニババ、胎便

          赤ちゃんが誕生した後、カニババ(胎便)という真っ黒い便を出します。 この便は整体では、親から受け継いだ不要なものとされていて、この便を出し切る前に母乳を与えてしまうと、便が腸内で固まってしまって、出なくなり、その後、アトピーや皮膚病の原因になるとされています。 誕生初日には、出ませんでした。 やはり心配でした、出切らないうちには飲ませることはできませんから、脱水症状になってしまいます。 初乳の前までは水にレモンか、牛乳を一滴垂らしたものを飲ませるとされています(僅かに雑

          カニババ、胎便

          子供が産れました

          前駆陣痛か本陣痛か分別できなかったため、タイミングを間違い、助産師さんが間に合わず、私が取り上げました。 男の子でした。 現在のところ母子ともに元気です。 夫婦二人だけでの自宅出産ですので、出産直後から炊事洗濯その他のすべてを自分たちで賄わなければならないため、寝る暇も無くすごく忙しいです。 読んでくださっていた方、どうもありがとうございました。ここまでは上手くいきました。 詳細はまた後日書きます。 (2019年3月28日執筆)

          子供が産れました

          緊張と恐怖

          ある時ある場で私は緊張していた。 緊張しているその時、肩が上がっていた。 ふっと降ろす。 アキレス腱も緊張していたので、踵を弛める。 すると、ふーっと胸が落ちた。 鳩尾が抜ける。 別の時別の場で背中に妙な感覚があった。 嫌な感じが背中に貼り付いている。 よくよく感じると、それは恐怖であった。 背中のある骨を中心に痣のように恐怖の痕がついている。 その骨、その恐怖の痣が、また身体の別の処と結びつき、私にある特定の姿勢をとらせていた。 恐怖、心、動作、姿勢、一体化し浮き上がる