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インフレ進む米国で大衆の経済的苦境が悪化 中間選挙で先鋭化する階級的な社会分断

ドットワールドに寄稿しました。

米国の物価上昇率が歴史的な水準で高止まりする中、賃金上昇が物価高騰に追いつかず困窮する庶民と、年間収入が10万ドル(約1450万円)を超えて消費がいまだ旺盛な富裕層の間で「インフレ対応力」の違いによる格差が拡大しています。

そんな中、11月に迫った米中間選挙では、苦境にある大衆層に訴求する共和党と、裕福なインテリエリート層の党としてのアイデンティティーをさらに明確に打ち出す民主党の対立が争点となってきました。

選挙の重きを「生活」に置くのか、「社会正義」に置くのかという優先順位の違いが浮き彫りになり、米国社会の階級的分断があぶり出された格好です。

庶民レベルの景況感と、民主・共和両党による有権者への働きかけを分析し、中間選挙の行方を考察します。ご一読ください。


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