進撃のお父さん

普通のサラリーマンで、3児(高3、高1、中1)の父親。これまで子育てを楽しんできたのだ…

進撃のお父さん

普通のサラリーマンで、3児(高3、高1、中1)の父親。これまで子育てを楽しんできたのだが、3人のうち2人が不登校となった事をきっかけに、これまでの誤った価値観にようやく気がついた。現在はダメお父さんからのアップデート中。

最近の記事

【実録】不登校からの脱出は突然に

やっと証明できる時が来ました。 「不登校の子どもをどうやったら学校に行けるようにするのか。」 こういう課題に直面した私を含めた親の多くは、社会的な常識で考えてしまうことで誤った方法をとってしまいます。しかも、そういう状況に自分ではなかなか気づかないものです。 私が辿り着いた答えは、親が変わること、そして子どもの力を信じることです。具体的には「学校に行かせようとするのは誤りである」と気づいたのです。友人にこの話をすると、「親の責任を果たしていない」「子どもの将来の機会を奪っ

    • 不登校という難題に直面した親御さんへ

      私の娘は小学5年の2学期初日から突然不登校になりました。それから7年近くが経ちます。当初、私もどう対処してよいかわからずパニックに陥っていました。この記事を読むことで、同じような状況にある方々に少しでも役立てればと思います。 子どもが不登校になった時、その不安と向き合う突然の不登校に、私は自分の無力さを痛感しました。 それに、不登校の悩みを友人に相談したとしても、全く理解してもらえません。「昔は無理矢理にでも連れていったでしょ、なんでそうしないの?」「子どもの将来に対して無

      • データが語る不登校児の未来:ニートへの道ではない

        私の子どもが不登校になった時、それは私にとって未知の世界でした。学校が大好きだった私には、子どもが学校に行かないという事実を理解するのが非常に困難でした。勉強する機会の喪失、部活や友達との繋がりの断絶。その結果としての無力感に日々苛まれていました。 このまま、学校に戻らなかったら、子どもの将来はどうなるのだろうか、もしこのままニートになってしまったら、私が死んだのちはどうなんてしまうのだろうか、不安ばかりが募ります。 しかし、不登校経験者の成人と話す機会を得ると、彼らが当時

        • 子どもが不登校だったから、仕事がうまくいった奇跡みたいな話

          突然の不登校 子どもが不登校になった当初はどんな親でもパニックになっていると思います。 思い出せば、私もその1人です。真っ暗のトンネルの中にいる気分です。 当時、どうやってこの問題を解決すればいいのか、私は解決方法は普段のビジネスの手法をそのまま持ち込んでました。 問題の原因を見つけ出し、それを取り除けば、今まで通り学校に行けるようになるはずだ。 そもそも、それが間違いだとは、その当時は気づいてませんでした。 これが原因だと見つけられないんです。原因を子どもから聞き出して

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          不登校生の高校進学

          不登校生の進路選択は難題です。 不登校ではないとしても、高校3年間の時間の過ごし方として、何が正解なのかはっきりしていないのではないでしょうか。 我が家は、娘が中3の夏ともなると、気にしてなくても進路の事は話になります。 まず、はっきりしているのは、私が意図しない選択肢だったとしても、子供が自分で選んだ選択肢を最大限に応援したいと考えています。 先日、通信制高校の学校説明会に参加しました。今や、通信制高校はプログラミングが学べたり、デザインなど様々な魅力的な教育メニュー

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          なぜ、こどもの「やる気スイッチ」は長続きしないのか。(2)

          前回は、息子のレスリングに対するやる気が無くなった原因について探りました。 原因として、私は子どもの身になって考えられなかった事で、誤った要求をしてしまった事だと考えました。では、どうすれば良かったのでしょうか。 手がかりになるのは、心理学者のデシとライアンが述べた「内発的動機づけ」です。 更に、心理学者のレパーとグリーンは、「自律性」「有能感」「関係性」が満たされているときに限り、内発的動機づけは維持されると述べています。 その3つの要素は、わかりやすく整理すると以下

          なぜ、こどもの「やる気スイッチ」は長続きしないのか。(2)

          YouTubeばかり見ている子どもを叱ろうとしたら、意外な展開に

          親が子どものありのままを受け入れることが重要である。そう言う事はだんだん分かってきています。 さて、私は相変わらず子どもらがYouTubeばかり見ている事が、どうしても気になっていました。よし、子どもたちをいきなり叱りつけるのではなく、まずは私も一緒にYouTubeを見て、子どもの目線に一度降りてから、言い聞かせた方が効果的だろう。 そう思い、子どもたちに声をかけました。 「YouTube一緒に見ようよ」 子どもたちは不思議そうな顔をしてましたがすぐに同意してくれました。

          YouTubeばかり見ている子どもを叱ろうとしたら、意外な展開に

          子どもが挫折しても大丈夫

          挫折を味わうなら早い方がいい。 自分の子どもの将来を想像したときに、何となくそう思ってました。だって自分もたくさん挫折をして乗り越えてきたから。失恋に始まり、努力した陸上大会の結果に落ち込み、大学受験も失敗しました。 でも、その度に何かを感じて、その経験の上に今の自分があると思っています。 だが、いざ子どもの挫折を目にするのは耐えられない。長女が突然不登校になると、ただただ混乱するばかりでした。あんなに学校で生き生きとしていた娘が突然なぜ?! 原因ははっきりしていないが

          子どもが挫折しても大丈夫

          ずっとスマホやゲームをしている子どもを怒る前に、ちょっと聞いてほしい

          子どもを持つ親にとって、子どもにスマホやゲームをどのくらいやらせるかは関心事のひとつですね。内閣府の調査によると、スマホを利用する際に時間や場所を制限している割合は、小学生で約50%、中学生で約40%となっています。我が家も、ゲームは1日1時間というルールを作っていました。 家庭によって状況は様々かと思いますが、親にとって子どもがずっとゲームをしている姿を見ることは、とてもストレスを感じる事も多いのではないでしょうか。 「ゲームばっかりやってると、ろくな大人にならないぞ!」

          ずっとスマホやゲームをしている子どもを怒る前に、ちょっと聞いてほしい

          なぜ、こどもの「やる気スイッチ」は長続きしないのか。(1)

          タイトルを見て、この記事を見てくださったお父さん、あなたは仕事熱心な人かもしれません。 息子は以前に、レスリングを習っていました。自分からやってみたいと言い出したので通わせてみたのですが、いつの間にかお父さんがその魅力にはまってしまい、まるで私が強くなるかのような錯覚で、夢中で息子を応援するようになっていました。 レスリングは、とてもフェアな世界。練習をすればするほど強くなる。弱い者は強い者にたまたま勝つということがない実力の世界なのです。ここで努力することで、なにか心の

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          明るい不登校の先にある成長戦略

          私は普通のサラリーマン。子どもを授かり、3人(中1、小5、小2)の父親です。 少し普通じゃないのは、子ども3人のうち2人が不登校だという事です。 子どもたちは学校に行かなくても、勉強や創作活動、ゲームなどで毎日を楽しく明るく過ごしています。父親である私としては、子供たちがたまたま学校生活に合わなかったのだとの考え、むしろ今の生き方を応援したいという思いに至っています。 誤解を恐れずに言うと、不登校を経験する事は、これからの私たちの長い人生においてはプラスになったのでは、と

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