コロナ禍、ゆかりのない土地でひとり暮らすわたしの思い出の作りかた
気がつけば縁もゆかりもない土地に引っ越して8ヶ月が経ちました。
友だち100人作るぞ−!なんて意気込んで見知らぬ地に意気揚々と乗りこんだわけですが、「ソーシャルディスタンス!」なんて時代では友だちをつくることがとても難しいのだと痛感しました。
(友だちに会えないって結構しんどいんだな... )
少し寂しく感じながら日々を過ごしているうちに、あることに気がつきました。
この地で思い出に残るようになったのは、日常にふと転がりこんでくる周りの人との会話だということ。
皮膚科の看護師さんの「今日はいつもと違う指輪してるね〜!」だとか、「いつもの席へどうぞ」などの言葉。
皮膚科の先生の「この前あなたの店でバッグ買ったのよ。あの入って右の上の方にあるやつね。」とか。
職場の近くのお店の方が「ここのパン屋さん今日で最後らしいから!」と言って差し入れしてくれたクリームパンの味だとか。
友だちではないけれど日々接する人たちとの会話があたたかくて、夜帰り道を歩きながら頭の中で思い出したりするのです。
最初からこんな風に会話ができたわけではありません。
顔を合わせるたびに挨拶をしたり、お礼を言ったりの積みかさねで、少しずつ顔を覚えてもらったり、言葉を交わすようになれたのでした。
大人になったら、無理に友だちを作らなくてもいいのかもしれません。
それよりも日々顔を合わせる人たちとのお付き合いを大切にしたら、
ほんのちょっと毎日が彩られていって、
連続する人生はあたたかい温度のあるものになっていくのかもしれません。
◎日常でお付き合いのある人たちとの時間を疎かにしないで、育てるように接していこうと決めました。
(おまけ)
と言いながらも最近やっと素敵なお友だちが一人できました。
肩の力を抜いたころに出会いは訪れたりするみたいです。
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