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【日記】 海に浮かぶ「小樽から札幌への車窓」


-OTO OTO note 番外編(旅のはなし)-


2019年8月のこと。

わたしは、北へ旅に出ました。

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スタート地点は、青森の十和田。そこから北海道へ向かったのです。

電車を乗り継ぎ、函館、小樽、札幌、     美瑛、岩見沢をめぐる旅。

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青森の十和田美術館、函館の朝一や八幡坂、小樽の手宮線跡、美瑛の四季彩の丘、岩見沢のワイナリーなど

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 アートや自然はもちろんのこと、函館のラッキーピエロ、小樽の海鮮丼、札幌のジンギスカンなど

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北海道の食もたくさん堪能した中で、わたしの記憶に一番残ったのが


小樽から札幌へ向かう電車の、   車窓から見えた海

でした。

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今回の旅に向かう前、ある程度下調べをして、絶対に行きたい場所をいくつか決めていました。でもこの海だけは、何の前情報もなく、わたしの前に突然現れた風景でした。ぜひ動画でご覧ください。


電車の窓からは、海しか見えない

まるで海にぷかぷかと

浮かんでいるかのような感覚

このまま電車ごと、チャポンと

海に落ちてしまうんじゃないか


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と、ほんのちょっぴり不安な気持ちになるくらい、海を近くに感じました。

実は関西にもこんな場所があります。それは、須磨から明石に向かう車窓。ここでも、海のすぐ近くを電車が走ります。以前のお仕事で、月に数回このルートを電車移動することがあったので、その日が来るとウキウキしていたのを覚えています。

でも、チャポンと海に落ちてしまうんじゃないかという感覚は、今回が初めてのものでした。

地図で見ても海のすぐ側なのが一目瞭然。

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小樽→南小樽→小樽築港→朝里→銭函→→→→札幌、というように駅がありました。小樽駅を出発して、朝里駅少し手前から、目の前に海だけが広がります。

わたしが電車に乗ったのは土曜日でしたが、時間帯が午前中ということで、小樽駅から朝里駅までの区間は、向かいの座席には乗客もおらず、海だけを眺めるひと時を過ごすことができました。

車内はとても静か。都会の電車の中では、すぐに音楽を聴いてしまうけれど、久しぶりにイヤホンをカバンにしまったままでした。BGMは、ガタンゴトンという電車の走る音。

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海だけの風景は、そのあと銭函駅まで続きましたが、朝里駅からは乗客が少し増え座席もちらほらと埋まっていったので、ドアの前に移動して外を眺めていました。座って眺めるなら、朝里駅手前が絶好のチャンスでした。



北海道を巡ってみると、函館から小樽まで約4時間半、札幌から美瑛まで約3時間など、とにかく各々の移動時間が長かったのですが、小樽から札幌は約40分ということで、比較的行きやすい距離感でした。

もしこれから、札幌を拠点に北海道を楽しむ予定の方がいれば、小樽までの電車or小樽からの電車、その車窓から見える景色をぜひオススメしたいと思います。

きっとガイドブックには載っていないけれど、ささやかな裏メニューとして気に入っていただけると嬉しいです。

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わたしは、ハンドメイドの作家をしています。この7月末に、その作家活動であるOTO OTOが、5周年を迎えました。

今回の旅は、次の新しい6年目をスタートさせるための、大切な充電と吸収の時間。


その中で思いがけず出会った、

小樽から札幌へ向かう電車の、   車窓から見えた海は

5年間、頑張ってきたわたしにとって、 忘れられないご褒美になりました。


さて、新しい6年目のはじまりです。

  (おわり)

#北海道のここがえーぞ

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《OTO OTOプロフィール 》
2014年より折り紙の輪っか飾りをテーマにした作品たちを制作しています。

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■出展予定

11月16日/17日 デザインフェスタ

■連載中

7月28日に5周年を迎えました。そこで、 5年間作家を続けられたことについて振り返る、連載noteを始めました。ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

■HP/twitter




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