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ちいかわとキノの旅の労働🍠



謎の語り🍠




ちいかわは
何故労働しているのか🍠


それはちいかわワールドの秩序において必要なのか

鎧さんが仕事を斡旋してくる

鎧さんは悪か


ここでキノの旅のお話をしたい
数年前の記憶をたどり綴るため
記憶違いがあるともおいもますが


キノは旅人だ


ある日
キノはモトラド🏍に乗って
線路の上を走っていた

そこに電車は走っていない🚃

だからモトラドで走って良いのだ
走りやすそうに軽快に、さわやかなエンジン音を奏でる

そのまま走っていると前方へおじいさんが見えた

どうやら線路を整備しているようだ
線路を作り続けている



おじいさん「やあ、旅人さん」

キノ「どうも、何をやっているのですか?」

おじいさん「線路を作っているのだよ。国に言われてやっている。」

モトラド「誰も使ってないように見えるけど」

キノ「何年やっているのですか?」

おじいさん「もう何十年になるのかな。私が働かなければ、妻と子供がご飯を食べていけないからね。やめろと言われていないし、やめろと言われない限り続けるつもりだよ」

続けて

おじいさん「私ばかり話してしまった。旅人さんや、旅の話でも聞かせておくれ」
キノ「では働かなくて良い国の話をしましょう」


キノはここに来るまでに寄っていた
働かなくても良い国の話をおじいさんに向かってする(鬼畜だ)

働かなくて良い国は
機械化がなされていて人間は一切働く必要はない

しかし、キノはその国の人々が働く姿を見た

ギモンに思ったキノは彼らの内の一人に質問をする
「この国では働かなくて良いのでは?」

彼は答える
「ストレスをためるために働いているのだよ。全部やっていることは無駄さ。機械のやることをわざわざやって、機械の速度には当然仕事は溜まっていく。やる意味なんてないのだけど、ストレスをためているんだよ。ストレスに応じてポイントがもらえるんだ(多分)」

キノはおじいさんにその国の話をした

おじいさんは仰った
「それはおかしな国だ」


キノはおじいさんとお別れして
線路を走ると向こう側から
線路を外している、壊しているおじさんに出会う

理由はおじいさんと大体同じ
しかもやめろといわれてないからやめないらしい
妻と子供のために働いているのだと

またキノは同じ話をした

さっきと同じくだりだ


そしてそのおじさんとお別れする

しばらく
モトラドに乗って走っていると
今度は向こうから線路を作っているおじさんに出会う

話はこんな感じだ


かなり忘れているので記憶が捏造されている可能性がある
申し訳ございません


面白いのは

彼らが皆
「旅人さん、どこへ行くのかね?」


と聞いたところだ

アニメの映像の中でそこは強調されている

皆、どこかへ向かう
妻と娘のため
国のため
国にやめろと言われていないからやる


しかし
どうかそれは本当に意味あることだったのか?

少なくとも
その達成へと向かうものであったか?

単なる徒労であったのではないか?

最早
その掲げられた目的と全く別の方向を向いていたのではないか
誰もそれに気づいていない
いや、気づいているのかもしれない


旅人はどこへ向かうのか

彼にゴールはない

彼は旅人だ

彼は旅をする

彼は旅を続ける



ちいかわはどこから来たのか?
そして
どこへ行くのか?


ちいかわは良くわからないのだ

ちいかわは
「なんかちいさくてかわいいやつ」
なのだから


ちいかわの可愛さ
その芋蜜に溶けていくのだ

ちいかわを分析することに意味はあるか

別にニヒリスティックになっているわけではない

その豊饒性に目を開くことも忘れてはならない

このほくほくさを
迸る生命力を


ちいかわは可愛い

それ以上に何がいると言うのかね?


このうさぎさん
みて下さい
なんて可愛い

彼は歌い、踊り
やっはーし
うっらーし
プルャし

この生を愉しんでいる


私は今日もやっはーするぜ
うっらー









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