大人の島留学生による4島巡り企画〜知夫村編〜 CHIBURI TEARRACE
初めまして、R6年度大人の島留学生の乙川翔太郎です。
今回は、観光PJ推進の研修の一環で、「4島連携をもっと強めて隠岐を盛り上げていきたい」というテーマのもと、「大人の島留学生による4島巡り企画~知夫村編~」と題し、おすすめの場所を紹介をしたいと思います!
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本日は知夫村のCHIBURI TEARRACE をご紹介いたします。
代表の志賀リサさんに普段は聞けない話を聞いてきました。
「CHIBURI TEARRACE」 とは?
「CHIBURI TEARRACE」は、2024年3月に新たに開業した離島のサテライトオフィスです。放牧牛の位置検知用ICタグ「カウカウココイル」を事業展開しているYL17株式会社が運営しており、「リモートワークが出来るサテライトオフィスとして開業、また地域の人たちの交流の場」を目指してます。
窓前面にひろがる綺麗な海を眺めながら、自分好みの時間を過ごすことができます。
創業のきっかけ
乙川:「早速にはなりますが、CHIBURI TEARRACEを開業しようと思ったきっかけを教えてください」
志賀さん:「私は知夫村でYL17株式会社という放牧牛の位置検知用ICタグ『カウカウココイル』を開発した会社を経営していて、最初は民家を借りて事務所にしていましたが、希望はココイルを利用してくださっている畜産家の方たちが気軽に寄れる場所に事務所を構えたかったんです。
昨年、役場がこの場所でサテライトオフィスとして業務委託できる企業を募集してたので、そちらに応募して、運良くこちらの場所を使用することができたんです。
正確にはCHIBURI TEARRACEは、別室がYL17株式会社のオフィス、そして、リモートワークが出来るサテライトオフィスの管理運営業務として請け負った店舗名が『CHIBURI TERRACE』なんです。
因みに『CHIBURI TERRACE』の名称とロゴは弊社が知夫村役場さんに応募して採用され決定しました。
地元の方に支えられているお店
乙川:「そうだったんですね。サテライトオフィスを始めた初期の頃はどのような感じだったんですか」
志賀さん:「最初は本当に大変でした(笑)。こんなに景色の良い場所じゃなくて、竹が生い茂っていて店舗から海が見えない状況でした。
ですが、困り果てていたところ、地元の方、10人以上の方がこの場所をきれいにするために助けてくれるって集まってきてくれたんです。
乙川:「そうだったんですね。その後はどうなったんですか?」
志賀さん:地元の方が協力して、竹藪の伐採をしてきれいな景色が見れるまで、4、5日かけて全部綺麗に伐採して整備してくれました。
その時、知夫村って本当に温かい場所だなってしみじみと感じました。
皆さんの御蔭様があり、この場所が海が見渡せるCHIBURI TERRACEと生まれ変わったんです。
乙川:「いい話ですね…この絶景の裏にこんなに素敵なエピソードがあったなんて知りませんでした。知夫の方々はとても温かいですね。」
人と人とがつながる場所を作りたい。
乙川:「それでは次に、志賀さんがCHIBURI TEARRACE に込めた想いを教えてください。」
志賀さん:「やっぱり、島民の方に気持ちいい場所として使ってもらいたいというのが一番ですね。
その上でCHIBURI TEARRACEを起点に人と人とがつながる場所を作りたいって思います。
乙川:「人と人とがつながる場所ですか… とっても素敵ですね!
今はどのような方にこのCHIBURI TEARRACEは使っていただいているのですか?」
志賀さん:「観光客の方も地元の方も分け隔てなく色々な方にご利用いただいております。
乙川:「そうなんですね。観光客だけでなく地元の方もたくさんきていらっしゃるんですね。
志賀さん:「はい。そうなんです。この間は地元のおじいちゃんの方が来て、囲碁をやっていました。こうやって地元の方の集まる拠点になっているのが嬉しかったですね。」
毎日休まずこの場所を開けておきたい。
乙川:「すごく魅力的な場所ですね…。志賀さんはこれから先、この場所をどのような場所にしていきたのですか?」
志賀さん:「これからは「久しぶり〜!」
「こんにちはー」がたくさん聞こえる場所になってくれたら嬉しいですね。
その上で、ここに来てホッとして、何気ない会話や楽しい話をする。
ここができてよかったねって言ってもらえるような憩いの場にしたいです。
乙川:「素敵ですね..。今の目標とかはありますか?」
志賀さん:今の目標はずっと休まず(定休日無し)でこの場所を開けておき、島民の方に気兼ねなく使っていただく「CHIBURI TEARRACE」を作りたいということですね。
また島民の皆様と観光でいらしたお客様をつなぐ「CHIBURI TEARRACE」を交流の拠点にしたいですね。
乙川:「魅力的な目標ですね!貴重なお話ありがとうございました!」
インタビュアーレポ
今回のインタビューを踏まえて、「CHIBURI TEARRACE 」には、
微笑ましいくらい、いつも笑顔が溢れており穏やかな空間だと感じました。
居心地が良くて、つい長居してしまうことがあるのですが、今回のインタビューを通して、心地良く感じる理由が分かったような気がします。
ふとした時に行きたくなる空間がそこにはあり、
「CHIBURI TEARRACE 」が持つ溢れる魅力に一目惚れしました。
地元の方と観光客が入り混じって、のどかな時間を過ごす、そんな素敵な
世界観を垣間見ることができました。
今後も定期的に訪れて「落ち着ける空間」として利用させていただきたいと思います。
知夫村に来た際には、たくさんの魅力があり地元の方に支えられている「CHIBURI TEARRACE 」に立ち寄ってみてください。
執筆者:R6年大人の島留学生:乙川 翔太郎(取材日2024/08/24)
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