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寒さが苦じゃなくなったのは

サウナのおかげだ。
もっと早くサウナを経験しておけば良かったと、後悔さえある。

もともと低体温で平熱でも35度台だった。37度もあればフラフラしていた。冬になれば末端冷え性が常。そんな私の体質改善に威力を発揮してくれたのが、サウナだった。

旅先のホテルの部屋のテレビで「サ道」をたまたま観た。
原田泰造の脱力してうっとりした表情に、サウナたるもの私も体験してみたいとそのとき強烈に感じたのだ。人の興味を強く引く映像ってなかなかないよね。泰造さん、あれ演技じゃなかったのかも。

幼少期から祖母の家近くの銭湯に慣れ親しんでいたから、サウナの存在は知っていたが、なんで水風呂があるんやろと不思議に思っていた。

今では水風呂の温度チェックは欠かせない。
汗をたっぷり出し、芯まで温めた身体を冷水に浸すあの快感。からの外気浴。
初めて「ととのう」を体験したときは椅子に座ってそれから15分以上意識がなかった。(爆睡)

それから私のサウナ巡りは始まった。
サウナがない温泉でも、温冷交代をする。冷水で最後は身体を冷やしてから上がる。
自宅の風呂でも実践している。冷水で締めることで逆に身体はポカポカが続く。

気づけば皮膚の乾燥がなくなりボディクリームが不要になった。明らかに肘や膝の白い粉ふき状態がなくなった。夫も肌の痒みがなくなり、頭皮のフケもいつの間にか出なくなったと喜んでいる。

身体の機能を活発にさせることで、内側から変わったという実感。末端冷え性が治り平熱が36度超になったのも頷ける。

そんなこんなで旅先で見つける楽しみがクラフトビール、コーヒーにつづいてまたひとつ増えたのだった。

ちなみに夫の故郷で見つけた温浴施設のミストサウナが強烈に熱くて、今のところ私のベストサウナ。女性サウナであんなに熱いところは他所には今のところ出会っていない。水風呂は富士山伏流水の掛け流しで文句無し。

あぁ、あの熱い部屋が恋しい。


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