見出し画像

子育てと仕事の両立を、安心して自分らしくスタートするために①

オトナリラボでは、今秋より「育休復帰・子育て中復職を考えるママ向けセミナー・復職支援プログラム」をスタートします。
2018年のオトナリラボ起ち上げから一緒に「子育てと働く事」を考えて来た國定若菜さんと温めてきた企画です。スタートに先駆けて今週9/12にオンライン・キックオフを予定していますが、noteではこの企画の裏側?を書いていこうと思います。

最近つくづく思いますが、自分が経験した事に問題と感じることがあって、それを解決するために何か起こすと言う流れは、オトナリラボも例に漏れずです。この「復職支援プログラム(通称:こどもとはたらく=ことはたプログラム、と呼びたい)」についてもそうで、遡ると自分の育休復帰時の事が元になっています、

もう15年前になりますが、長女が1歳になったら育休復帰しよう。と考えていて、1月生まれなので1歳3ヶ月での復帰となりました。産前はデザイナーとして働いていたので、復帰後もデザインに関われるポジションでと思っていたら、社内に子育てしながらデザイナーしている女性が居ない。その頃の働き方は社員は残業在りきで、デザイナーなら時短勤務はあり得ない。加えて家族から長女を毎日保育園に預けると言う事に猛反対を受け、それでも何とか「働く」という立場に居たいと懇願して、母がやっていた会社の経理を引き継ぐという事で落ち着きました。こうして、デザイナーから経理へキャリアチェンジを伴う育休復帰となりました。

この流れに関して、親の会社に勤めてたから復帰出来た。という不平等さも問題ですが、ちょっと今回は置いといて。
私の育休復帰にあたって問題と感じていたのは、
・社内に前例がないため、理解を得られにくかった
・労務知識がなかった
・キャリアチェンジについて準備ができていなかった
と言う事です。

まず1つ目、社内に前例がないということは知識も無いということ。且つ男性社員ばかりだったので、妊娠・出産・子育てと仕事が両立するという感覚がないし、働き続けなくて良いんじゃない?どうせ長く休むことになるなら辞めれば?という反応。そこで引き留めてもらえない自分のデザイナーとしての力のなさもあって、自信喪失してしまうことに。そこから長らく「デザイナーとして役に立たない人」でした。今更ながら、デザイナーとして働きたかったら育休中にも勉強したり、前例がないなら社外の前例を調べる事も出来たな。

2つ目は、その頃は社労士という存在も知らないぐらい、少人数の会社特有の適当労務でした。手続きは最低限されていたものの、どういう就労条件で社会保険加入の対象になるのか。出産・育児中の場合に受けられる社会保険制度についても、自分でたま●よの付録とネットで調べて、その頃手続き担当だった母に「こういう手続きがあるらしいからお願い」と説明して、社会保険事務所に行って聞いてもらって書類もらって〜という、とってもめんどくさい状況でした。でも、損したくないし、社会保険を受けられる立場にあるはず!と食らいついて知識を得ようとしたことで、その後に繋がったこともありました。

3つ目、キャリアチェンジについての準備は、まったく何をやっておけばよかったのかわからず。まず数学が苦手なのに経理をやらないと行けない。という事を自分が受け入れられてなかった。というのが大きかった。少し冷静になっていたら、簿記の参考書とか、会社経理の仕組みとか勉強していただろうけど、1つ目・2つ目の問題とか、初めての育児とか、家族の育休復帰への理解のなさとかで、そこまで目を向けられなかった。

以上、15年前の反省文になってしまいました。
ずいぶん長い時間を経て、やっと今年「育休復帰・復職を支援するプログラム」を実施するに至りました。私の経験した問題は事前に勉強しておけば防げたり別の選択肢があったかも知れない。同じじゃなくても何か問題を抱えてたり、ぶつかりそうになっている人を助けられるかも知れない。こんな風に考えるのは、大変お節介だと思いますが、少しでも役に立てるならと今回の企画を練っています。

ことはたプログラムについて詳しくは9/12のオンラインイベントで説明したいと思います。
https://otonari-labo.hatenablog.com/entry/kotohata0912

子育てと仕事の両立を、安心して自分らしくスタートするために出来ること。お手伝いさせてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?