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可愛い学校用品、ハンドメイド雑貨と出会おう!

otonari回覧板vol.11

皆さん、こんにちは!otonari回覧板の大塚です。
今回は、福岡県春日市星見ヶ丘のご自宅でハンドメイド雑貨を中心に取り扱っている【Charm*】のオーナー松田さんへお話を伺ってまいりました!
Charm*さんでは、多くの作家さんのアクセサリー・小物等の雑貨の取り扱いはもちろん、ランドセルカバーなどの学校用品の品揃えが豊富で、大人だけでなく近所の子どもたちにも愛されている雑貨屋さんです。


ーーいつからハンドメイド雑貨のお店を始められたのですか?

お店は2006年から始めて、前は太宰府の方でやってました。元々は雑貨屋さんがしたくて、仕入れの雑貨とカフェのお店としてやってたんですけど、これ置いて貰えませんか?とハンドメイド作家の方が来られてから、「こういうものも売って欲しい」とお客様からご要望が来るようになり、ご要望にお応えしていくうちに、ハンドメイドメインのお店になったんです。
家を建てて移転してからもリクエストに応えていくうちに、学校用品がどんどん多くなったんです。
学校用品は入園・入学シーズンだけ扱うお店が多く、うちも以前はそうだったのですが、この辺は新興住宅地なので引っ越してこられて転入される方も多いんですよね。
なので、一年中ボリュームを崩さないようにしています。

ランドセルカバー。様々なサイズ、デザインが揃っています。;

ーー学校用品の豊富な品揃えにはそんな背景が。
特に、ランドセルカバーのラインナップがすごいですね!私が小学生の時にはこういうものはなかったです…!

今や定番!?ランドセルカバーの魅力

ランドセルを6年間綺麗に使うための必需品です。最近では、思い出のランドセルをキーケースやお財布などにリメイクされる方が多いじゃないですか。その際傷も一つの味ですが、状態がいいとそこから長く使い込んでいけますし、リユース等される方でも綺麗な状態でお譲りが出来ますしね。
お子さんの気分転換にもなりますよ。女の子とかは特に、幼稚園年長さんの時に選んだデザインからは好みが変わったりするので、カバーで少しはその時好みの雰囲気に近づけたりできますからね。
ランドセルは本当にたくさん種類がありますから、それに合わせてオーダーも可能です。
最近は、ランドセル専門店さんにうちのランドセルカバーを卸して、直接の取引もスタートしています。メーカーさんが自社で企画して発注して…となると、何万枚と製造しなくてはならなくなる。それで翌年にはもうサイズが変わっちゃうんですよ。なのでいろんなデザインを作ろうとすると大量に在庫を抱えることになり、メーカーさんのリスクが高いんですね。その点うちだと柔軟に対応ができますからね。

🔼お花入りのカバーは、女の子なら一度は手が伸びる人気商品だそうです。

ーーそんな風に企業さんとお仕事されているとは目から鱗です!
学校用品は他にどんな物があるのですか?

ランドセルカバーのほかに、水筒カバー、水筒紐カバー、絵本バッグ、リコーダーケースやそろばんケースまで色々ありますよ。
同じ生地のデザインで揃えていただくと、「この柄は〇〇ちゃんの柄だね」ってイメージを付けたりできるのでお勧めです。

こちらは絵本バッグです!懐かしい!

ーーなるほど!ハンドメイドならそんなこともできちゃうんですね。ネット販売もされているんですよね。

はい。2017年からネットでも販売するようになりました。ランドセルカバーはネットでも大人気です。
雑貨の他に多肉植物の販売をすることもあるのですが、植物ですので売れ残ってはもったいないのでこちらはメルカリショップでも扱いを始めました。


ーーランドセルカバーは一人の方が作られているのですか?

もともと一人の方が大量に学校用品などを作られていたのですが、お1人では大変なので、今はその方の作品を担当別に分けて在庫対応できるようにしています。
ハンドメイド=一点ものっていうお店も多いのですが、使ってみてよかったもの、あの時欲しかったものをまた手に取れるようにしたいんです。
しかし生地は流行りもありますし、廃盤になっていくんですね。なので、うちでメーカーさんと取引して生地を買っておいて、その生地の作品の在庫が少なくなったら作家さんに生地を手頃な価格でお譲りし、作ってもらって…という体制を取っています。

松田さんプロデュースの生地が誕生!?

ーーCharm*さんが作家さん用に生地の在庫を抱えているんですね!ボリュームがすごそうです…!

部屋が生地で溢れかえってますよ!(笑)
あとですね、メーカーさんと取引する中で、なかなか仕入れたいと思う生地が発売されなかったことがあるんです。そしたら逆に「どんな生地が欲しいですか?」って話になって、もともとデザインの仕事をしていたり、カラーコーディネーターの資格を持っているのもあり、配色やデザイン等アイデアを出してメーカーさんと生地を作ったんです。

🔼松田さんプロデュースの生地は手芸店にも並んでいるそうです!

ーー生地のプロデュースまでされているんですね!すごいです…!
お子さんが来店される機会も多いため、駄菓子の品揃えも充実しているのでしょうか?

子どもたちで溢れる!駄菓子コーナー

最初は、お母さんのお買い物を待っててくれた子どもさん用にちょこっと置いてる程度だったんです。そしたら近所の子が、そのちょこっとのお菓子を毎日買いに来てくれるようになって。毎日来てくれるのに、ちょこっとじゃ可哀想だなと思って、少しずつ増やしていき、仕入先のお店も見つかって今は数が出せるようになったんです。
ジュースも冷蔵庫に入れて自販機よりも安く買えるようにしてます。
利益はほとんどないんですが、夕方になると子どもたちで溢れて、言葉を交わしたりすると元気が貰えますし、子どもたちにとっては、スーパーよりも気軽に立ち寄りやすいのかもしれません。
本当は、子どもたち向けの手作り教室が開けるスペースも作りたいなと思ってるんです。
小学校にゲストティーチャーとして仕事のお話をしに行ったりもしていますよ。

ーー子どもたちにも愛されるお店なのですね。
作品は、何名くらいの作家さんのものを置かれているのですか?

Charm*に納品してる作家さん

今は皆さんご自身でネットで販売されるので、定期的に納品されている方は5名前後ですかね。以前は100名近くいらっしゃいました。
今サンリオとコラボしてる作家さんとかもいらっしゃったり、前納品して下さった作家さんでお店をオープンされた方も沢山いらっしゃいます。

ピアス、イヤリング、ヘアアクセも全部可愛いです♡

ーー趣味から活躍の場を広げてらっしゃるんですね!
それにしても、一つ一つの雑貨が安すぎて…ポーチ1つでも手作業だとかなり時間がかかると思うのですが…。

小さめのポーチは300円~販売されていました!

1個を作ろうと思うから大変なんです!作家さんは、まとめて10個とかを流れ作業で作るんですよ。作業効率を良くすることは重要ですね。
あとはどこから材料を仕入れるか。材料に関しては、うちがまとめて大量に仕入れてお安く分けたりしてるので、そういう工夫から価格を抑えられるようにしています。私自身生地をたくさん集めるのが大好きなんですよね。

ーーCharm*さんが作家さんへの負担を減らすよう工夫されているおかげで、結果的にお客様もお手頃な価格でお求めいただけるんですね。
松田さんは好きなことを仕事にし、活躍の場も広げられていて本当に憧れます。

好きなことを仕事に!松田さんのキャリア

好きなことが仕事だからこそ、ずーーーっと仕事ですけどね!(笑)
実家は農家で植物を育てたりもしていて、20年以上前くらいの多肉植物とかがあまり流行ってない時から骨董市で寄植えを販売したりしてたんです。お店を持つことはずっと夢だったので、いつかお店出した時に来てください、って住所を書いてもらって…それを3年くらいやってたんです。
「いつか」と言い続けて、28歳の時にお店出そう!と決心しました。
自営業ですから、没頭する時は没頭して、休むのも自由なのはいいですね。
太宰府でお店を始めたのは結婚する前でしたが、子どもができてから、自宅でできる仕事でよかったなとつくづく思います。

ーー今後の展望などをお聞かせいただいてもよろしいですか?

今少しずつ動いていてまだ形にはなってないんですけど、介護が必要な方たちの身の回りのものを、ハンドメイドで可愛いものを作れたらと思っておりまして。
例えば車椅子周り、ベッド周りの介護用品など…決まった柄で可愛くなかったりとかするんですよね。
それと、障がいがある方の内職的なことに繋がる作業場とか用意できたらいいなとか。どれだったら実現できるかな、というのは模索中ですね。
どの分野の福祉になるかは分からないんですけど、社会貢献に繋がることができたらと考えています。
ただ、自分がやりたいことは結構思いっきりやってこれたので、一番は子どもたちがやりたいことをサポートしたい、という気持ちが強いですね。

🧵🎀🪡

以上、Charm*松田さんのインタビューでした。いかがでしたか?
お若い頃から「好き」を追求して突き進み、企業とのお仕事なども経験される中で、近所の子どもたちにも愛されるお店作りを続けている松田さん。
企業さん、作家さん、お客さんのすべての方のことを本当に深く考えた上での企画力、行動力にとても感銘を受けました。
そしてとにかく商品がどれも魅力的でお手頃価格!私もヘアアクセサリーやポーチをゲットしました!
可愛くて便利な雑貨や、珍しい学校用品をお探しの方は是非一度足を運んでみてくださいね。
きっとお気に入りのものが見つかるはずです♪

otonariについて詳しくお伺いした後半の記事はこちらから

(聞き手・この記事の筆者:otonari運営スタッフ大塚)


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