vol.44 結婚について考えてみた⑥
前回からの続き。
一人の時間を作る理由は説明できたと思います。日常と切り離すことが大切なので、切り離せる方法があれば一人の時間じゃなくてもなんでもいいと思います。
間違っても、せっかく作った一人の時間にスマホを触るのは辞めましょう。何も考えないことが大事なので、何も考えずに日常から自分を切り離す。もしくはノートなどに自分の気持ちや日々のストレスの要因などを書き溜める。そんな時間に使ってください。
そして、もう一つ大切なことは、「家庭以外に休める場所を作ること」です。
これにはいろんな意味合いがありますが、一つづつ説明していきます。
まず、カラダを休める。心を休める。この2つに分類するとイメージがつきやすいと思います。
カラダを休めるとは、睡眠したり、食事したり、疲労している部分があればケアしてあげたり、肉体を正常な状態な戻してあげることですね。
これだけ聞くと、なんだ簡単だって思いがちですが、確かにこれだけだと簡単です。でも、これは普段からカラダに負担をかけてない人の場合です。
私たちは何気なくカラダを毎日、痛めつけています。
痛めつけるといえば語弊があるのですが、負担を与え続けています。
例えば、タバコとかお酒とか。
あとは働き過ぎとか、食べ過ぎとか、食べなさ過ぎとか。
一番の負担は「忙し過ぎ」でしょうか。
この忙し過ぎが、一番カラダを痛めつけてきます。
ちゃんと寝て。ちゃんと食べて。
それでもカラダが正常に戻っていないのは、それ以上にカラダに負担をかけているからです。
負担をかける要因を一つづつ取り除いていけば、徐々に正常なカラダに戻っていきます。
私は人体実験が好きです。
そんなサイコパスな話じゃなくて。自分のカラダや脳を対象として実験するのが好きです。
半年間、カラダに負担になるものを全て取り除きました。
お酒も辞めて、仕事も減らして、日々の生活で何気なくやっていることを限りなく減らしました。無駄に出掛けたり、無駄な人付き合いとか。
ただ、楽しいと思えることは残しました。
私の場合は、趣味とか恋愛とか。あとは日記を書いたりとか。
すぐにはできませんし、今でも完全に取り除けているかというと疑問です。
残念ながら生きていくうえで、どうしてもやらないとダメなことがたくさんあると思います。仕事とか家事とか育児とか…
それらはある程度、減らすことができてもゼロにはできません。でも楽しいと思えることは増やしてもいいと自分でルールを決めたので、楽しいと思えるように少しづつ方向性を変えていきました。
例えば、料理であれば新しい食器を買ったり、最新の調理器具を買ったりして、それを使うのが楽しいと思えるようにしました。もちろん初期投資は必要ですが、料理を全くやらなくなってしまったら、後でもっとお金がかかります。
多少、お金がかかっても、美味しく栄養価の高い食事を毎日食べたほうが人生全体で考えると安くすみます。
仕事も、私は運良く自営業なのでやりたくない仕事はアウトソーシングできました。もちろんお金はかかりますが、楽しいと思える仕事の精度を上げれば、取り返すことは容易です。
会社員の場合は難しいかもしれませんが、少なからず仕事の好き嫌いはあるはずです。スキルシートのようなモノを作って、普段、自分がやっている仕事を何種類かに分類分けして、その仕事(業務)がどれくらい好きか、どれくらい嫌いかを可視化することで、景色は一変します。
自分の好き嫌いがわかれば、周りの人の好き嫌いも徐々にわかってきます。
仕事の等価交換(嫌いな仕事と好きな仕事)できるようになれば、双方にとってメリットしかありません。
人はいろんな才能や個性がありますから、意外と自分が嫌いな仕事でも、その仕事が苦じゃない人も必ずいます。
本来は会社や上司が率先してやることなのでしょうが、今の時代、目の前の仕事でみんないっぱいいっぱいなので、そんな余裕はありません。
という具合に半年間、自分で実験してみました。
vol.45へ続く。
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