vol.43 結婚について考えてみた⑤
前回の続き。
戦場だと思えば怖くないって話をしました。
じゃ〜ほんとに戦場になった場合、いつ休まるの?って話になります。戦場だから家では休めません。気を許して休んでしまうと戦火が飛んできますから。
休むための手段は2つです。
・一人の時間を意識して作る
・家以外で休まる場所を作る
いきなり愛人を作ったり、不倫しろって話ではありませんので最後まで聞いてください。
まず、「一人の時間を作る」です。
私は専門家でないので、そこまで詳しくはないですがストレスについて勉強するのが好きです。
ストレスの対処法で一番、効果的なのはストレスの原因を知ることです。人は日々、いろんなストレスと闘いながら生活しています。
勘違いしやすいのは、ストレスは一個ではなく複数あるということです。一番、ストレスの溜まる要因に意識が行きがちですが、実は意識の届かない部分で複数のストレスが存在しています。
一番、ストレスが溜まる要因を潰すのは相当難しいです。おそらくそれはあなたの生活の基盤になっているモノだから、ひょっとしたら一生、取り除けない可能性があります。
でも、複数の小さいストレスは潰すことは容易かもしれません。この容易なモノから先に潰していけば、いよいよ目の前に立ちはだかる大きなストレスを潰すチャンスが見えてきます。
容易だけど、潰れずにあなたの中にずっと居続けている理由は、あなた自身が気が付かないからです。
複数の小さいストレスは、小さすぎて気付けません。
それが原因で、表立ってイライラすることはないからです。
でも、残念ながら複数の小さいストレスが集団となれば大きなストレスへと変化し、あなたのイライラを呼び出します。
もしくは、メインのストレスに紐付いて、そこまでイライラしないようなことでも、イライラへと導きます。
それくらい、奴らは厄介な存在です。
では、いつこの小さいストレスたちを探すのか??
そうです。一人の時間です。
一人の時間を意識して作るのは、この為です。
たまに一人の時間が好きって人と出会います。
なぜ、この人たちが一人の時間を作るのか?理由はそれぞれですが、私が思うに日常と自分を切り離す為だと思います。
いろんな人と関わりながら日常は動いています。あなた1人で完結する仕事や家事は、ほとんどないでしょう。あなた自身があなたらしくを維持する為に、この「日常から離れる」という作業はとても大切な役割があります。
もし、離れないまま日常に身をおいていると、あなた自身がどんどん日常に巻き込まれしまい、いつか日常のあなたがあなた自身だと勘違いしてしまうでしょう。
もうちょっとわかりやすく説明すると、あなた自身が作り出した、あなたが職場や家庭で活躍してくれてます。
二面性があるとか多重人格とかって話ではなくて、その環境、その場面で最適な人間となるよう、あなた自身が別のあなたを作っているのです。適応能力とでもいうのでしょうか。
これが苦手な人は、適応障害とか言われる世の中なのでしょうが、これも立派な長所だと私は思います。本来は適応障害が通常であるはずです。それが適応するほうが優秀とされる時代や環境だからフォーカスされているだけで、正しくは適応しないのが正解です。
あなた自身の中で、あなた自身が一番、優秀です。
あなたが作り出した、あなた○号は、あなた自身より優秀なはずはありません。必要な要素や能力だけをあなたに与えているだけで、本来のあなたは全ての要素や能力を持っています。
適応するのではなく、適応しなくてもいい環境や場所にいったほうが、あなたの能力は遥かに発揮されます。
昔の人は、おそらくそうでしょう。
この人はこの仕事しかできないなって人がたくさんいたと思います。いわゆる職人さんとか、商人とか。
今は、逆でどこにいってもそこそこ活躍できる人が光を浴びる時代です。だから適応能力が問われているだけで、いつか元の状態に戻るときがくるでしょう。
だからと言って、適応能力は不必要かと言われるとそうでもありません。あるに越したことはありません。
世の中を上手く渡り歩くには、絶対に必要な能力です。
そして話を戻すと、日常に巻き込まれしまうと、適応しているのかしていないのか、区別がつかなくなって日常のあなたがあなた自身となってしまう恐れがあります。
仕事だけ。家事だけ。育児だけ。
○○だけ。って生活を続けていると、どんどん日常のあなたがあなた自身となり、本来のあなたを忘れてしまう。消えてしまうかもしれません。
適応する。
あなた自身に戻る(日常と切り離す)。
繰り返しこれを行うことが、自分自身を見つめ直したり、自分の原点に戻る為に、とっても必要な作業だと思います。
vol.44へ続く。
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