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vol.41 結婚について考えてみた③

前回の続き。

そう考えると結婚って人生の視野を狭めたり、可能性をことごとく潰す制度なのか…だったら結婚なんてとても出来ません。

でも逆に考えると、頑張って視野を広げたり、わずかな可能性を信じて無謀な挑戦をしなくてもいいってことです。

私が若い頃、よく先輩たちが「そろそろ身を固めたら〜」って独身の男性によく言ってました。逆に若い私には「結婚なんか今せんでいいねん。今のうちに好きなこといっぱいしたらええねん」って言ってくれてました。

身を固めるとは、充分、好きなこともやってきたし、人並みに遊んだし、身を固めて真面目に生きてみたら??って意味だったと今になってわかりました。

ってことは…
結婚とは身を固める制度です。
人生の地盤を固めるような制度です。

身を固めたい人にとって、これほど最適な制度はありません。今までの無駄な人間関係を切ったり、仕事に集中して、家族や自分の為だけに全力を注いだり。

ひょっとしたら、あの世代の人たちは結婚の本質をわかっていたのかもしれませんね。

今は、どちらかというと…

結婚=憧れ
結婚=幸せになれる
結婚=ゴール

のイメージが先行してしまって、結婚の本質がわからなくなってきてるかもしれません。

確かに、少子化で低賃金で…未来に希望が見えない国で、結婚する人が減ってしまうのは必然でしょう。

でも、それだと困る企業や政治家たちが必死にマーケティング戦略をして、独身男女を結婚に仕向けるような世の中にしています。
※これは個人的な偏見です

結婚式場もそうだし、マッチングアプリもそうだし、少子化になって困る高齢層もそうだし…

とにかく結婚の本質が見えにくい世の中になってることは確かだと思います。

もし私が若い世代の人たちに「結婚ってどう思いますか?」って聞かれたら、多分こう答えます。

自分の人生を先に決めたほうがいいよ。
どういう人生を送りたいか、どういう仕事をしたいか、どういう人間になりたいか。それが決まると自分の人生が決まるよ。

でも、それを知るまでに自分の感情と向き合わないとダメだよ。
短所とか長所とか、好きなこと、嫌いなこと…細部に至るまで。喜怒哀楽の原因を突き詰めていかないと自分がどういう人間かはわからないよ。

多分、それに10年はかかるから、結婚は10年後でいいと思うよ。って答えます。

あー。
こんな先輩と当時、知り合っていたらなぁー。

って思いながら、vol.42へ続く。

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