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君らしい

私に君の生きる権利を選ぶことはできない

なにを返すにも「ん」の一言 
 
返事をする分だけマシなのか 
 
まだ私の声が聞こえているだけでも良しとするか 
  
六畳一間には君の宇宙が眠る
 
おおいに愉しむべきだ 
 
君という君は一度きりなのだから   
 
いずれ消えてしまうのなら 
 
いっそのこと食べ尽くしてほしい 
 
 
思うがままに  
 
すべてを思うがままに 
 
生き抜いてみせろ 
 
「ん」 
 
それでいい 
 
君らしい
 

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