5/6 回答編
【問題1】
サンゴ礁とは何でしょう?
【答え】
サンゴは動物に分類され、ポリプと呼ばれる本体と石灰質の骨格の部分でつくられています。
そしてサンゴがつくった石灰質の骨格が、長い時間をかけて積み重なり海面近くまで高くなった「地形」のことをサンゴ礁といいます。
海洋生物の住処や産卵場所になったり、海水のCO2濃度調節を行ったりと重要な役割を果たしています。
【問題2】
サンゴ礁の存亡が危機にさらされています。
原因をわかる範囲で挙げなさい。
【答え】
・サンゴ体内に共生し、サンゴに栄養を与えている単細胞藻類「褐虫藻」が何らかのストレス(海水温上昇など)によってサンゴから逃げ出して栄養を届けられなくなってサンゴが壊滅していくため(白化現象)
・サンゴの天敵であるオニヒトデの大量発生による食害
・人間の活動(沿岸開発や生活排水など)による海洋汚染
【問題3】
サンゴ礁の回復を目指して、香港の研究チームがサンゴの幼生を定着させるタイルを3Dプリンターで作製し、海底に設置しました。
今のところうまくいっているようです。
さて、3Dプリンターとは何でしょう?
【答え】
3DCADなどの3次元ソフトウェアで作成された3次元データを元に断面形状を積層し、立体造形することができる機器のことです。
これまではプリンターといえば紙に印刷するものでしたが、立体的な造形も可能になっています。
【問題4】
では今回の実験で3Dプリンターを用いるメリットは何でしょう?
【答え ここまで理解していればgreat!】
この実験を主導した香港大学生物科学学院のデービッド・ベーカー准教授は「3Dプリントであれば、環境に応じて必要な調整を施すことができる。これこそが、3Dプリントが持つ真の可能性だと思う」
と述べています。
要は3DCADデータを微調整することによって、各々の環境に適したタイルを少ない負担で作り出せます。
科学技術の素晴らしい使い方ですね!
【参考】
afpbb
https://www.afpbb.com/articles/-/3338714?act=all&pid=23175968
三菱商事
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/csr/contribution/environment/activities01/activities01-02.html
水産庁
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/tamenteki/kaisetu/moba/sango_genjou/
Canon
https://canon.jp/business/trend/3dprinter01
RICOH
https://www.ricoh.co.jp/3dp/what/
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