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羽田空港でアート&グルメを楽しんでみた【芸術の秋&食欲の秋】

こんにちは!「おとな女子のホンネ情報局」編集部のイチハラです。今回は日本の玄関口「羽田空港」に訪れてみました。

発見!世界に誇る日本のクリエイティビティ

日本と世界を結ぶ羽田空港。飛行機搭乗のために利用することがほとんどですが、羽田空港そのものを楽しんでみたことはありますか?

飲食店やおみやげショップが豊富なことは、多くの方がご存知かと思います。
なので、今回はちょっと視点を変えて…「芸術の秋」にちなんだパブリックアート建築美など、つい見逃してしまいがちな隠れた羽田空港の魅力に迫ってみました!

また、みなさん大好き「食欲の秋」については、飛行機に乗らない時こそ体験したくなる“あるイベント”を紹介します。

それではさっそく、探索してみましょう!

羽田空港 第2ターミナル

羽田空港は第1〜3ターミナルまでありますが、今回の見どころが詰まっているのはズバリ、第2ターミナルです。

第2ターミナル 空港ロビー

【建築】日本人らしい美意識が宿る空港ロビー

曲線の屋根の一糸乱れぬ配列が美しい空港ロビー。外からの光をたっぷりと取り込み、開放感があります。
丁寧な日本人らしい「繊細さ」も感じますね。

空港ロビーは度々増築がされています。
増築には、東急プラザ表参道原宿などを設計した中村拓志さんや、国立競技場を手がけた建築界の巨匠・隈研吾さんといった名だたる建築家が携わっているんですよ。

【パブリックアート】人工物の中を吹き抜ける青い風

第2ターミナル 3F 『風の渓谷』

第2ターミナルの中心にある、1階から5階までを貫く吹き抜け部分を彩っている『風の渓谷』という作品。

この作品をはじめとする羽田空港内のアート作品は、日本画家の千住博さんが手掛けています。
JR博多駅のアートディレクション、グランドハイアット東京や赤坂サカス赤坂Bizタワーの壁画制作などを手掛ける、日本が誇る芸術家のお一人です。

人工的な要素の多い空間に、自然のクリーンなエネルギーを吹き込んでいるようで、とても爽やかです

撮影する階や角度によって、様々な表情を楽しめるのも面白いですね。(2枚目の写真は5Fから撮りました)

【インテリア】旅の記憶に残る個性豊かな椅子

第2ターミナル 3F『UPPER DECK TOKYO』

3Fにあるフードコート『UPPER DECK TOKYO』には、ユニークなデザインの椅子が所狭しと配置されています。

この空間を手がけたのは、先ほど紹介した建築家の中村さん。
それぞれデザインが異なる椅子を配置することで「そこに座った」という記憶と愛着を残すアイディアのようです。
座る場所を選ぶのも楽しくなりますね。

【パブリックアート】吸い込まれそうな星空

2ターミナル 5F 『銀河 GALAXY』

上層階へと登るエレベーターに乗ると、無数の星々が描かれた天井画が目に入ります。

羽田空港を訪れる方の中には、こんな美しい星々が見れる場所へ向かう方もいるでしょう。
旅のロマンを一足先に体感できますね。

【パブリックアート】旅行者たちの安全を見守るシンボル

第2ターミナル 5F 『MOOON』

こちらは、千住さんの作品の中では珍しい立体作品。
なぜ「牛」なのでしょう……?

作品説明のパネルを見ると、理由が理解できました。
大昔、月の形に似た角を持つ牛は、天体の運行を司る使者として崇められていたそう。
そのため牛の形を模したこの作品には、羽田空港から旅立つ人たちの守護神としての意味合いがあるようです。

【パブリックアート】憩いの場を彩る幽玄な日本画

第2ターミナル 1F 『朝の湖畔』(北側フロア)
第2ターミナル 1F 『夜の湖畔』(南側フロア)

1Fの南北のフロアにそれぞれ設置されている巨大な絵画。
向かいには待合席があり、そこに座った人の気が少しでも休まるよう、騒然とした空気を和らげている印象です。

期間限定!「フライヤーズテーブル」で機内食が登場

さて、おなかがすいてきたので「食欲の秋」のターンにしましょう!

第2ターミナル 2F 『フライヤーズテーブル』

空港ロビー直結『羽田エクセルホテル東急』の中にある『フライヤーズテーブル』では、2022年9月16日~2023年3月31日の期間限定で、ANA国際線のエコノミークラスで提供されていたメニューが登場!
「三元豚の焼肉重」と「北海道ザンギ丼」の2種類から選べます。

悩んだ末、ザンギ丼を注文しました。

機内食そのままの容器がテンション上がりますね!お値段は、食後のコーヒー付きで1,500円。

想像以上にアツアツで提供されるので、やけどにご注意を……。

ぷりぷりのお肉が食べ応えが抜群!
味もしっかり染みていて美味しかったです。

店内のスクリーンでは、滑走路の様子をリアルタイムで投影。
飛び立つ飛行機を見ながら食後のコーヒーを味わうのもまた乙でした。

※期間限定メニューの詳細は文末をご覧ください。

羽田空港 第3ターミナル

第3ターミナル 3F 空港ロビー

場所は変わり、第3ターミナルへ。
ここにもパブリックアートがありますが、残念ながら保安エリア内のため拝見できませんでした。

羽田空港公式サイトによると、『往く雲』という掛け軸のような作品と、千住さんの代名詞である滝の壁画『ウォーターシュライン』があるとのことです。

第3ターミナル 4F 『江戸小路』

代わりに、4Fにある江戸の街並みを再現したエリアを散策。
閉まっているお店が多かったのですが、空港の一部とは思えない見事な再現度!
束の間のタイムスリップを味わえました。

いつもと違う角度から羽田空港を楽しんでみよう!

世界の人々が訪れる羽田空港は、日本を代表するクリエイターたちの感性で彩られています。
日本人の私たちにとっても、それを目の当たりにすることで世界に誇る日本の精神・感性とはなにか、気づきを得られるのではないでしょうか。

いろんな教養の高まりが期待できる秋に、ぜひ羽田空港を訪れてみてください!

カフェ&ダイニング「フライヤーズテーブル」
ホテルで空の味を楽しむ~ANA国際線機内食を提供~(ランチプラン)
提供時間:11:30~15:00(L.O.14:30)
MENU:三元豚の焼肉重/北海道チキンザンギ丼
 ※2022年9月16日(金)~10月20日(木)の間
 ※2022年10月21日(日)以降はメニューが変わります。
料金:各1,500円(コーヒー付き)

羽田 エクセルホテル東急 公式HP

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【書いた人】Ichihara Yui(イチハラ ユイ)
東京在住のライター。モノ・空間の芸術性を伝えるライティングが得意です。 「おとな女子のホンネ情報局」では、アート展のレポートやアートの楽しみ方などをお届けできればと思います。
https://note.com/vast_auk841

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