幽体離脱しながら生きる
この間発明?した考え方なのだが、〈自分を客観的に見てみる〉ということを最近意識している。どういう事かと言うと、私は自分の自我とか主観にこだわって考えているなあと思ったので。
「私」はどう思うかを考えて、自分の目から世界を見渡している感じ。
そもそもは、私は『私の言動で相手がどう思うか、思われるか』ということを無意識に考える癖みたいなものがあり、これはとにかく「私」を疲弊させる。だっていくらそんなこと考えても相手がどう思ってるかなんてエスパーじゃない限り分からないから。相手がどう思ってもいいから自分の言いたいことを言ったりやったりする、ということではなくて。
相手から結局よく思われたいのだ。でもそんなの分からないのだ。だからこうすればきっと相手からよく思われるだろうよりも、自分がこうしたいからそうするの方がよいというのは分かっている。
そこで「私」はどう考えているんだろう、どうしたいんだろうと考えるんだけど、ここで急にだがスピリチュアルな感じの考えを思いついたのだ。
少し話が変わるが、なぜかここ1年くらい急に?気が付いたらオカルトが大好きになっていた。怪談とかほぼ興味なかったのだが、「不思議な話」は好きだった。実体験にしか今も興味はない。
最近オカルトブームだと思うのだが、どうなんだろう。
何がきっかけだったのかは忘れたが、島田秀平のお怪談巡りをYouTubeで見るようになった。その中で特に魅かれたのが松嶋初音さんだった。彼女の話は全て実体験なのだが、とにかくレベルが違うと感じた。ものすごいのだ。
どんどん彼女にはまっていって、彼女のチャンネルはもちろん登録するし、配信ライブとかも熱心に見るようになった。彼女を知れば知るほど魅力が分かって魅かれていく。別に松嶋さんは怪談専門タレントではなくて、アパレルしたりゲームしたり司会したり、と才能あふれるタレントで、たまたま霊感が強くて、強すぎるエピソードの持ち主だったりする。全てひっくるめて魅力あふれる人である。あとは大島てるとか松原タニシさんとか大好きになった。そんな中、シークエンスはやともさんとかも見るのだが、そこに出ていた月夜見さんという霊能者?と言っていいのかな、とにかく霊感が強い女性にものすごくはまってしまった。で、今その方が本に書いているあの世とこの世のことなどがとても興味深くて影響を受けているというわけです。
説明がすごく長くなった。
今この目で見えていることだけで現実的に考えると、精子と卵子が結合すると人間ができて、その人間は寿命を全うすれば大体80代で死んで、終わり。という図式になるし、私もそう考えていた。だから人生は一度きりなので、とにかく後悔しないようによく考えて慎重に物事を進めながらやりたいことをやりたいと思っていた。それはそれでいいのだと思うけど、どうも死ぬと個体だと思っていた私の魂とか意識とか身体とかがほかの色んなそれらと結びついて大きな球体みたいになるらしい。おおお、スピリチュアル!
そうすると今悩んでいるようなことは無くなって、もっと客観的に物事を全て捉えられるようになるらしい。それってすげえと思った。と同時に、今こうして自分というものにこだわって一つ一つ悩み考え苦しまなくてもいいところで苦しんでいたら、あの世に行ったときに「この世の過ごし方もったいなかったな」と思うのではと思ったのだ。
もともとというか、そもそも人間はもっと大きな何かだとするならば、もっと悠々としていればいいのではと思ったのだ。
この顔でこの身体を授かり、この脳みそでこういう性格と考え方を持っている自分だけど、それはたまたまなのではと。だからいちいち顔や体や心の事で悲観することもないし、あまり「自分が自分が」とこだわらなくてもいいのではと思った。全てたまたまなので。
そう考えたら、イメージでちょっと幽体離脱して、少し上からこの人間を眺めながら生きてみようかと思った。そうしたらなんか気が楽になったのだ。
日々小さなつまらないかもしれないことに一喜一憂しても「ああ~またやってんな~あの個体」という目線で感じる。そうしたら少し楽になった。