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転職活動したからこそ見えてきた「やりたい仕事」

おはようございます。今日も鋭意転職活動中の私です。

私は前職で10年、現職で4年の計14年、営業事務・貿易事務を務めてきました。転職経験は1回。現職には3年ほど修行のつもりで入社していて、入社3年が過ぎるころから転職活動はしていましたが、仕事が忙しく面接時間の確保ができずに中断したことが一度、妊娠が発覚して断念したことが一度ありました。
育休中も求人探しはしていましたが、今年の2月くらいから本格的に応募を始めました。

応募の条件はずばり「リモート」できること。子供が小さく、都心への通勤が一時間ほどかかり、夫は残業、早出、休日出勤、出張、急な休みはほとんどムリな仕事をしているために、私が仕事を調整するとなると、リモートワークは必須だと思ったのです。
私は絶対にフルタイムで働きたいと考えていました(今は子供の負担を最小限にすることを優先に考え時短も視野に入れています)。だからこそ、リモートとフレックスが必要なのです。

リモートワークはIT系・スタートアップ企業であればほとんどが導入済でした。また、スタートアップはアシスタント職の求人も多く見受けられました。実際、あるサイトに登録したところスカウトも貰いましたし、書類の通過率も悪くなかったと思います。しかし、内定は一つもでないまま、5月が終わりました。

スタートアップは強い思いあって企業した若い人たちの比較的小さな集団で、社員には仕事上の優秀さのみならず、人間性にも大きくウェイトを置いています。能力が足りない人、性格の合わない人が一人でもいるとチームの士気が下がり、経営の危機を引き起こしかねません。
だからこそ選考の合格ラインが非常に厳しかった。
私は39歳で、彼らからすると少し年が上過ぎて、また、IT企業が未経験なので、ITツールの使用経験がないこともネックになっていたのだろうと思います。
魅力的な事業が数多くあり、面接に進んだ企業には入りたかったなと今でも思うのですが、私の不採用確定の後に別の求人媒体で募集をみかけることも複数の企業で体験し、やはり狭き門なのだと認識させられ、残念ながらスタートアップは諦めることにしました。

さて、では自分の経験を活かした、採用されやすそうな業種と職種は?
メーカーか商社の貿易事務職があてはまります。商材に親和性があれば有利ですし、別の商材を扱い新しく知識を習得していくのも楽しみがあってよいと思いました。この時エージェントにも相談して、貿易事務職の経験は強みだと言われたのですが…

書類が全然通らない

しかも、応募数日でお見送りとされることが多数。これは完全に転職市場で負けているなと思いました。
思い当たる原因は、子どもがいて残業は基本的にできないこと、急な休みがあるかもしれないこと。
そして、物品売買の仕事はどうしてもオフィスに居ないと出来ない仕事もあります(経験上、調整次第ではリモート併用も可能なはずなんですが)、私がリモートを希望していることも原因な気がします。
リモートワークが実際のところどのように運用されているかというのは、企業によって異なり、また流動的でもあり、求人では読み取れないことが殆どです。
中には週〇回などと明記されているケースもありますが、相談可としか書かないところがほとんど。エージェントの場合質問をすれば応募前に確認することもできるが、先方の心証を悪くする可能性が否定できないそう。
貿易事務×リモートの相性の悪さを知り、貿易事務職も諦めることにしました。

残る経験は営業事務・営業アシスタント職です。そして変わらずリモートワークは必須です。夫の仕事が忙しくなりはじめ、私の在宅はますます重要になりました。しかし保育園を辞めて家で見る選択肢は私たち夫婦にはありません。娘、保育園で楽しそうにしているのです。

営業アシスタントでリモートが出来ればなんでも良いでしょうか。
そりゃあ、もう退職するって言っちゃったし、早く内定が欲しいけれど、、、

やっぱり、なんでも良いなんてことはないのです。単なる営業アシスタントではなく、キャリアアップもしたい。
営業事務は営業職の補佐役でお手伝い程度の仕事しかもらえないとか、
業務量は多くても難易度が低く、一定期間こなしたら飽きてしまう場合もあります。そしてステップアップするなら営業職を推奨されます。
私の希望はそうではないのです。
人をサポートする仕事にやりがいを見出していたから14年も営業事務をやってきました。チームワークの中で、地味な方の仕事の重要性を本質的に理解してコツコツ粘り強く取り組むことに価値を見出してくれる場所で私は働きたい。

遠回りしたかもしれないけど、こうやって見えてきたことは良かった。
方針が決まればあとは行動あるのみ。

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