適性検査の種類まとめ
適性検査とは
適性検査とは、その人の能力や性格・特性を定量的に測定する試験のことです。企業の採用活動においては自社が求める人物像と合致しているかを判断するために、選考の一環として実施されることが一般的です。
適性検査の検査内容には大きく「性格検査」と「能力検査」があり、企業が導入している適性検査の種類によって両方、またはどちらか一方を測定します。
頻出度の高い適性検査
【SPI】
特徴：問題数に対して制限時間が短い
頻出度：★★★★★
年間12,600社、200万人の受検者数を誇り、適性検査のシェアNo.1のテストです。
受験形式：
【テストセンター】
（場所：専用会場 方法：PC）
【ペーパーテスト】
（場所：企業が用意した会場 方法：マークシート）
【WEBテスティング】
（場所：自宅 方法：PC）
【インハウスCBT】
（場所：企業 方法：PC）
内容：
【性格検査】→人となりを把握する検査
（時間：40分 問題数：300問 ※ペーパーテストの場合）
【能力検査】→言語分野／非言語分野
（時間：70分 問題数：70問 ※ペーパーテストの場合）
言語→30分で40問 非言語→40分で30問
過去導入企業例：
ホンダ／日本航空／NTTデータ／丸紅／伊藤忠商事／凸版印刷
【ENG】
特徴：高校レベル以上TOEICレベル未満／リスニングなし
頻出度：★★★☆☆
ENGはSPIの英語科目です。
基本的には上記で紹介したSPIとセットで課されることが多く、SPIを受験する際に英語科目があればENGと判断することができます。
受験形式：
【テストセンター】（時間：20分 問題数：受検者の解答状況により変化）
【ペーパーテスト】（時間：30分 問題数：40問）
内容：
同意語／反意語／空欄補充／英英辞書／誤文訂正／和文英訳／長文読解
過去導入企業例：
伊藤忠商事／三菱商事／丸紅／日本郵船／電通／ゴールドマン・サックス
【玉手箱】
特徴：1問あたりにかけられる時間が短い／同じ問題形式において1種類の問題のみが出続ける
頻出度：★★★★★
SPIに次いで有名な適正検査です。
自宅受検型のWebテストではトップシェアを誇っています。
受験形式：
WEBテスト（場所：自宅 方法：PC）
内容：
【性格適性検査】
【計数問題】
四則逆算 (時間：9分 問題数：50問)
図表読取 (時間：15分 問題数：29問)
表推測 (時間：20分 問題数：20問)
【言語問題】
論理的読解/GAB形式 (時間：15分 問題数：32問)
趣旨判定/IMAGES形式 (時間：10分 問題数：32問)
趣旨把握 (時間：12分 問題数：10問)
【英語問題】
論理的読解/GAB形式 (時間：10分 問題数：24問)
長文読解/IMAGES形式 (時間：10分 問題数：24問)
過去導入企業例：
アサヒビール／NTT西日本／野村證券／日立製作所／TBSテレビ
【CAB】
特徴：IT業界で課される場合が多い試験
頻出度：★★★☆☆
受験形式：WEB形式／ペーパー形式
内容：
【能力検査】
四則逆算 (時間：9分 問題数：50問)
法則性 (時間：12分 問題数：30問)
命令表 (時間：15分 問題数：36問)
暗号 (時間：16分 問題数：30問)
【性格診断】
(時間20分 問題数：68問)
過去導入企業例：
インテックソリューションパワー／カプコン／日立ソリューションズ・クリエイト／富士通
【GAB】
特徴：新卒総合職の採用を目的とした検査／長文の読解や図表の読み取り
頻出度：★★★★☆
受験形式・内容：
【テストセンター】（場所：テストセンター 方法：PC）
言語（時間：15分 問題数：32問）
計数（時間：15分 問題数：9問）
英語（時間：10分 問題数：24問）
パーソナリティ（あらかじめ自宅でWebを通して受験）
【WEB形式】（場所：自宅 方法：PC）
言語（時間：25分 問題数：52問）
計数（時間：35分 問題数：40問）
パーソナリティ（時間：制限時間なし 問題数：68問）
【ペーパーテスト】（場所：企業が用意した会場 方法：マークシート）
言語（時間：25分）
計数（時間：35分）
パーソナリティ（時間：30分）
＊こちらの受験方式では問題数が公表されていません
過去導入企業例：
サントリーホールディングス／三井物産／住友不動産／ブルボン
【TG-WEB】
特徴：SPIや玉手箱よりも難易度がやや高いことが特徴
頻出度：★★☆☆☆
受験形式：
【WEBテスト】（場所：自宅 方法：PC）
【テストセンター】（場所：企業が用意した会場 方法：PC）
【ペーパーテスト】（場所：企業 方法：筆記テスト）
内容：
※従来型と新型があるので注意
【言語】（従来型：12問/12分 新型：34問/7分）
【計数】（従来型：9問/18分 新型：36問分/8分）
【英語】(10問/15分)
【性格】
過去導入企業例：
資生堂／デロイト トーマツ コンサルティング／ローランド・ベルガー
ややマイナ－な適正検査
