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Bobby "Blue" Bland - Members Only -

マラコレーベルのこのアルバムをどうして知ったのか、あまり記憶にない。CDで持ってるということは社会人になってから聴いたんだと思う。これ、めっちゃええ曲やん、と思ったのは覚えてて、このアルバムがボビー・ブランドとの出会いだった。

ボビー・ブランドは、ええ声。そう思い、古いレコードを見かけると買うようになって、ABC時代のも聞くようになった。遡るようにデュークでの強烈なBluesも聴くようになった。

50年代、60年代のデューク、70年代のABC/MCA、80年代以降のマラコと、大まかに三つのキャリアに分けられる感じかな。どの時代のブランドも魅力的なんですよね。どの時代でも「ええ声」だからこそですけどね。

たまにしかブルースを聴かなかった時も『Two Steps from the Blues』と『Here's the Man』の2枚のアルバムはよく聴いたし、今もよくターンテーブルに乗る。彼のブルースは別格。

マラコでのボビー・ブランドは月並みな言い方だけど円熟した魅力を放っていますよね。深い。「ええ声」はそのまま。特にこのマラコの最初のアルバムは今回カバーした「Members Only」と、この後カバーした「In The Ghetto」が大好きで。

意外と淡々と歌うんですよね。深い深い「ええ声」で、溜めすぎずにあっさりと歌っていく。そこが魅力で。エモーショナル過ぎないんだけど、そこにとてもソウルを感じる。揺さぶられる。

この「Members Only」は詩が本当にいいんですよね。傷ついた心を持っている全人類が慈しまれている尊い歌だと思います。


Members only, it's a private party
Don't need no money to qualify
Don't bring your checkbook, bring your broken heart
'Cause it's members only tonight

Say you lost your woman, say you lost your man
You got a lot of problems, oh, in your life
Well, they're throwing a party for the brokenhearted
And it's members only tonight

Go tell Mama, go tell Daddy
Red or yellow, black or white
They're throwing a party, oh, for the sad and lonely
It's members only tonight



オリジナル



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