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薄れゆく景色に

いつか最期が訪れて

たとえそれが絶望的で
おそろしく苦しい時であっても

「そこそこ楽しい人生だったな」

ほんの刹那でもそう思える
私でありたい

気がつかないで終わることも
あるかもしれないけど

その時は、
いつもと同じ眠るように
この世界に溶けていけるように

終わりを思うと
今が鮮明にみえる

そんな夜だった