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命をかけるもの、命を注ぐもの

6年前、
ある日突然告げられた

この先30年を
無事に生きられたらラッキーという風な言葉

私の砂時計は思ったよりこぼれ落ちて
いるのかもしれない

そもそもが、
自分に与えられた時がどれほどなのか、
正確にはわからない

身体の残された時間は
「神のみぞ知る」ということなのだろう

だから
この世界に置いておきたい記憶は、
置いておきたい心は
ここに記しておく

いつか
どんなはりさけそうな痛みも苦しみも
幸福も、
全てをいとしく思う日がくる

それだけは分かっている

その日まで、その瞬間まで

彼の言葉を借りたなら、
命をかけてこの毎日を生きていく

ここに記す言葉が、
同じようにこの瞬間に
その言葉に
命を注ぐあなたに
届けばいいと思う

それぞれの命の輝きが、心の輝きが、
1秒でも長く
この世界で光り続けていられるように

いつか
永遠の安息の中に
すべてが眠るその日まで