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叫び

※ネガティブな内容を含みます

それは、私じゃない。

好きじゃないものを、
私が好きだと決めつけられた時

無意識にでも誘導しようとされる時

私の中に、全く違う像を見出されたり
押し付けられる時

私の心は見えず、
己の正義だけを押しつけてくる時

どれだけ長く一緒にいようとも、
どれだけ短期間で濃い時間を過ごそうともだ

違う人間同士だから、分からないのは
ある程度は仕方がないと思う

これ好きかも?くらいの想像でもらえる
感情はむしろ嬉しかったり

だけど、
決めつけられたり
押し付けられたり、
私の何かを変えようとされるのは
突然、拒絶が起きてしまう

思い通りにしたい、しよう、した方が良い
という心と支配を一瞬でも感じると
勝手に心が離れてしまう

そして自動的に、意志とは関係なく
相手が望む自分をつくり始める

私はコントロールされるのに
とことん向いていない

相手にその気はなくても
無意識の才能というのか、
コントロールが上手い人がいる

おそらくこの世で一番苦手なものだ
その才があればあるほど、
相性が悪いのだ

それは誰が悪いというわけでもなく、
ただ相性が悪いのだ

どれだけ尊敬していても
憧れを抱いていても、

それに気づいてしまったら
どうしようもないくらいに
心が離れてしまうのだ

あなたは結局、隣に並ぶのではなく
ただ背を見せてくれるわけではなく
私を誘導しようとするのか

本当にどうしようもなくなる

その支配や誘導への拒絶は、おそらく
遠い昔に私をコントロールしようとしたものと、
それを吸収して使っていた自分への嫌悪でもある

支配するのもされるのも
束縛するのもされるのも
人の思うようになるのも
自分の思うようになるのも
うんざりなんだ

それで何を成し遂げようとも
虚しさだけしかないから

たとえそこに、いくつかの
誠意と心と願いが
あったとしても、

放牧してくれる場所か
単純明快な場所を家にしなければ
生きて行くことはできない

だからこそ、
今ここにいるのか
ということがやっと分かった

これは、
気づかないふりをしていた
愛憎が教えてくれたこと

言葉にできない感情は
過去にはならず
まだ心の奥底でひそかに
その怒りを燃やし続けていた

そして、この怒りがある時、
私はその愛憎を忘れることがない

この愛憎は忘れ去られることなく
静かに、私の中で燃え続けていく

それこそが、
あなたの掌で転がされているということ
なのかもしれない

私はこれを手放すつもりもないし
あなたに返すつもりもない

この怒りも含めて今の私なのだ

それを幼稚だと見下すのなら
その瞬間こそ
あなたと私の糸が切れる時