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寝過ごした

ある昼下がり、布団を干すついでに日向ぼっこ。
ベランダのシートに横たわる。

日差しと風と布団の影が心地よくて、
青い空をぼーっとみていた。

その内、日差しが真上から差し込み、
瞼の裏に太陽を感じた。

日焼けさえいとわなければ
いつまでだって、どこでだって
私はこうしているだろう。

太陽にジリジリと身を焼かれる。
不思議と身体は冷たいまま、
心だけがほどけていく。