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乙戯社9月公演出演キャスト紹介⑤

2022年9月18日~23日の間に、新作公演を上演する予定です。
タイトルは『かつて生命があったという惑星に向かって僕らは、』。

明日はついに劇場入りですが、まだまだ出演者を紹介していきます。
今日紹介する方は……年齢不詳のこの方です。

タマコ役、牧野栞奈さん

[牧野栞奈さんのご紹介]
 乙戯社ではまだ知らない俳優さんとお芝居を創っていく可能性を求めて、わりと毎回オーディションも行っているのだけれども……牧野さんはそのオーディションに応募してきてくれたのだった。昨今の演劇には厳しい状況の中での出会いだったからとっても有難い出会いだった。
 オーディションが始まると、途中で彼女が私と同じ日本大学芸術学部出身だということが判って、雑談話が弾んだのをよく覚えている。といっても、彼女は舞踊を専門的に勉強していたものだから、雑談の後の公演概要の説明では踊りのまったく踊れない私から「今回の作品はコンテンポラリーダンスを取り入れて。何もない空間が宇宙になるという、とてもダンサブルな作品になる予定なのです!」と説明しなくちゃいけないパートがあって、少し恥ずかしい気分になってしまった……のであった。それもよく覚えている。

 お稽古が始まると、私は彼女の努力家なところに好感を抱きました。彼女はお稽古の度に眉毛が八の字になっていて「うーん。」と頭を悩ませる姿をよくみせた。稽古の度に見た。
 誤解を恐れずにいうと、彼女は実は不器用なのかも。それでも!!毎回毎回、次の稽古の時までには「うーん。」と頭を悩ませて、上手くいかなかった所を解消すべく成長を見せてくれました。前回の稽古から、ここを工夫してきたんだなというのが毎回伝わっていました。振り返れば、今回の座組で彼女が、一番の伸びしろを見せていくれたなと私は思います。

 私もだいの不器用もので、出来ないことがたくさんあります。普通出来ないことは投げ出したい気分になるものだけれども……牧野さんはきっと投げ出さない俳優さんだと、一緒にお稽古をしてきた私は思います。
 なにせ踊りが得意なのに、今回乙戯社初めてのストレートプレイへの挑戦に「一緒にやってやろうじゃないか」という時に応募をして来てくれたのです。本当に最初の稽古と比べて、抜群に良くなったシーンがいくつもあります。牧野さんのファンの方の為に、ドキュメンタリー映像を取っておけばよかったと後悔してます。
 本当に毎回毎回よくなってるんだな。もしかすると、初日と千秋楽の間にも更なる進化を見せてくれるのではないかと、ちょっと私は毎日注目して観劇しなきゃと思っています。そして牧野さんのファンの皆様は、ぜひ初日と千秋楽、二枚チケットを取るのがお勧めですよ。リピーターは500円割引もありますので。紹介文執筆:いちかわとも(乙戯社)

牧野栞奈さん応援予約フォーム⇒⇒⇒https://www.quartet-online.net/ticket/mars01?m=0uhffgf

まずは記事を読んで頂きありがとうございます。もしもサポートを頂く事があれば、次回公演の制作費の一部として使わせて頂きます。いちかわとも。