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ダーウィン・アワード 死ぬかと思ったインターナショナル


ダーウィン・アワード 死ぬかと思ったインターナショナル

 ダーウィン・アワード(ダーウィン賞)について、紹介した本です。

 ダーウィン賞とは、「あり得ない判断力の欠落を示し、遺伝子プールから自分を抹消した人」に贈られる賞です。
 簡単に言えば、「あまりにもバカなことをやって死んだ人」が受賞します。

 つまり、これは、とても不名誉な賞です。受賞を目指してはいけません。
 ちなみに、ダーウィン賞の受賞者は、99%、男性です。

 本書には、「バカな死に方をした人」が、延々と紹介されています。
 人によって、好みが分かれるでしょうね。読んで「わはは」と笑える人と、嫌な気分になる人とがいるでしょう。

 一気に読むより、少しずつ読んで、「世の中には、バカな人がいるものだなあ」と笑い飛ばすのが、良い読み方かも知れません。
 もちろん、「面白くて、一気に読んじゃった」という方も、いていいでしょう。薄い本なので、読むのに時間はかかりません。

 本書には、例えば、こんな話が載っています。
 あるテロリストが、手紙爆弾を送った。その手紙は、料金不足で送り返されてしまった。テロリストは、それを開けて、爆発を起こして、死んだ。

 性的なネタも多いので、お子さまに読ませるには、向きません。

 以下に、本書の目次を書いておきますね。

はじめに ダーウィン賞とは何か?

第1章 人間と動物 命がけの異生物間交流
 ポークチョップ大作戦
 シャチに海パン脱がされた男
 ”ネコの首に鈴”気分でトラの首に……
 ミイラ取りがミイラに
 世界で21番目に危険な毒ヘビ
 など

第2章 イカレた家族 身近かつ危険な存在
 妻をポイ捨てした夫
 笑気
 ニワトリは溺れない
 喧嘩をやめて
 ユー・ガット・メール
 など

第3章 危険な愛 無謀なセックス
 息づまるセックス(1)
 息づまるセックス(2)
 放置プレイ
 合体
 性交チューの出来事
 ロミオとジュリエットの香り

第4章 まぬけな犯罪者たち 法律なんかくそくらえ!
 万引き防止装置
 ジャンピング・ジャック・キャッシュ
 立つ鳥跡を濁さず
 まぬけな強盗
 無罪放免
 など

第5章 男の大好きなおもちゃ ペニスの理想と現実
 勃起フォーエバー
 欧米のしびれフグ
 持ち出し禁止
 自分のことは自分で
 入れるな危険
 など

第6章 火事と爆発 燃えてすべては水の泡
 合わせてたまるか、シオニスト時間
 消防隊よ、火をつけろ!
 禁煙? ご冗談を!
 ダイナマイトとボートは水と油?
 ライターはあの世への引き金
 など

第7章 男性ホルモン過剰分泌 まちがった「男気」
 スピード狂
 ニップレス
 自動的に天国行き
 勝つまでやめない!
 魚の餌食
 など

第8章 思いつきが運のつき ある意味での天才たち
 空飛ぶガーデンチェア
 きれい好きもほどほどに
 おなかがすくのは修行が足りない
 不便なジャンプ傘
 ドラキュラも真っ青
 など

第9章 世界の体育会系から 勇気ある制服組の末路
 諜報部の失態
 監獄におさらば
 のぞき屋の落下
 天に向かってツバを吐けば
 水上バイク男の武勇伝
 それでも防げないものがある

第10章 水辺は危険 ドザエモンの墓場
 北極のロッキー
 今日は大漁
 ハリケーン・ウェルカムパーティー
 ネッシーのしわざ?
 海岸の危険な情事
 バスタブのお船で漕ぎ出そう

第11章 翼の折れたエンジェル 鳥だったのかもしれないね
 飛ぶなら飲むな
 エリートも落ちる
 お手製パラシュート
 死のスカイジャンピング
 ミレニアムの転落
 など

解説  林 雄司(『死ぬかと思った』編者)



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