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迷いをなくすには、自分のステータスを客観視

今日からは、今まで書いてきた内容の理解がより進むように、RPG(ゲーム)の世界に置き換えながら①自分の操縦、②自分が挑む課題の理解(モンスターや中ボス、ラスボスの強さやその特徴)、③それを攻略するために自分が習得するべき魔法やスキル、ちからやすばやさや知能、運、HPやMPを強化する、④課題に挑戦する。

この4つを基本ステップとして、現実の世界でどのように置き換えていくのかを書いていきます。

現実の世界で、自分が目指す目標は、RPGの世界でのモンスターや中ボス、ラスボスを倒す事と同じで、まずは、自分が目指す目標を分析する必要があります。

自分の実力が足りないのに、無謀にも強敵に挑んでしまうと、ゲームオーバーになってしまいます。

現実に世界では、目標の達成が出来ない。

つまり、失敗と言う事態です。

この点は、孫子の兵法にも「彼を知り己を知れば百戦危うからず。」とあるように、RPGでも現実の世界でも、まずは、挑む目標を知る必要があります。

そのためには、自分が目標とする課題の情報を収集する必要があります。

RPGでは、例えば、まず城で王様から依頼を受け、そこから町や村で人々と会話して、進むべき道を理解します。

そして、初期装備を整えて、いよいよモンスターの出現するRPGの世界に出発します。

この点、現実の世界でも同様の行動をして、経験や体験を心のデータベースに刻んでいくのですが、現実の世界では、王様の依頼はありません。

RPGの世界よりも膨大なデータベースによって成り立つ現実の世界では、自分がどのように生きていくのかというその問題自体に、まずは気がつく必要があります。

ここが、現実の世界でまずは解決すべき問題です。

勿論、様々な夢を思い描く方もいるでしょうし、まったく、想像ができない方もいると思いますが、この、自分の進む道を決める事は、非常に難しく勇気と覚悟が必要なことでもあります。

また、年齢や環境などでその目標達成の可能性は大きく変動します。

そこで、重要になってくるのがRPGにおける、自分の現状ステータスを客観的に知るという事です。

現実の世界は、RPGの世界と酷似していますが、残念な事にステータスを客観的に表示する機能はありません。

そこで、まずは現実の世界でこの機能を自分で追加する必要があります。

ステップ1

ステータス機能を追加する。

この時に、以前に書いた現実の世界の仕組みを知っていると、その仕組みや構造がわかりますから、ステータスを客観的に整理する事の有効性が非常に大きな事に気がつくと思います。

自分の現状のステータスは、今の現実の世界で存在する自分自身が、現実の世界のデータベース上でどのような状態にあるのかを示していますから、この機能を有効に活用することが、まずは自分の操縦の出発点と考えると良いと思います。

自分のステータスを知ることは、実はそれほど難しいことではありません。

その理由は、心のデータベースの構造は、体を通じて現実の世界で経験、体験した事によって刻まれていますが、これは、そもそも自分自身の時系列で生きてきた記録が存在するという事になります。

ただ、それは、曖昧な記憶になっていたり、体が記憶していたりと、自分自身が整理をしてみなければ、ボヤッとした状態で存在しています。

RPGのように、経験値をつんでレベルが上がったというわかりやすい演出もなく、漠然としています。

この点が、現実の世界で自分が何をどうすべきなのか?がわからなくなってしまう理由に一つです。

そこで、現実の世界では、自分でその機能を追加して、自分の目標に対して、現状はどの程度の状況なのかを把握する事で、その目標値の差、つまりは、必要な能力や体力やその習得に必要な所要時間などを客観的に見える化することが可能になるのです。

見える化の方法は、現実の世界の仕組みを上手に使うと誰でも簡単にできます。

それは、時間の経過に基づき、自分の状態をクイズによって言葉にしていくのです。

例えば、クイズに1

自分が生まれた日はいつですか?

クイズ2

子供の頃(例えば0歳から5歳)は何に夢中でしたか?

クイズ3

小学生の時に、部活はしていましたか?得意科目は何でしたか?どんな友達がいましたか?

と言った、時系列に従って順番に言葉に置き換えていくのです。

そうすると、現在例えば30歳であれば、30歳までの時間の経過がその主要な出来事やその前後の関係などから、年表のように整理されてきます。

その中で、自分の知識面が知りたい場合は、知識の習得に費やした時間や勉強方法や得意科目などを中心にクイズを組んでいくと、知識の年表が出来上がります。

体力面を知りたい場合には、時系列でどのような運動やスポーツをどの程度してきたのか、大会などでの成績はどうか、病歴はどうか、などを中心に、自分の知りたい内容を中心にクイズを組んでいくと、体力面の年表が出来上がります。

友人関係やお金の関係、仕事面や遊び面など、自分の目標設定に合わせて、クイズを組み立てて年表化していくと、自分自身がどのような構成で出来上がっているのかが簡単に客観視できるのです。

年表の書き方に関しては、今後より詳しく書いていきたいと思います。

整理をすると、現実の世界とRPGの世界はとても似ていますが、機能として現実の世界には備わっていないものがあります。

その機能を、補うことによって、現実の世界でもRPGの世界と同じように、自分の目標設定とその達成に向けての自己管理が容易になるのです。

次回は、自分のステータスを知った上で、次に取り組むべきステップ2、目標の分析方法について書きたいと思います。

■今日のまとめ

RPGの世界と現実の世界の違いに着目すると、現実の世界の不便が解消されます。

その方法、ステップ1はRPGにはあって、現実に世界にはないステータス表示の機能です。

ステータス表示を客観視して、自分の現状を見える化すると、漠然とした自分の目標や現状への不安やそもそもなぜ生きておるのかという根本的な疑問など、自分自身は何なのか?という最も重要な事が見えてくるのです。


今日も読んで頂きありがとうございました。




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