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休止はリスタートへの第一歩【オトバンク陸上部活動休止のお知らせ】

お久しぶりの更新です。新型コロナウイルスで、大変な状況の中恐縮ですが、一つお知らせをさせてください!

今から約1年8か月前、2018年6月に我々オトバンク陸上部はスタートを切りました。

年齢もキャリアも個性も3者3様の、須河、田中、高澤で活動してきましたが、この度、2020年3月より陸上部を休止することになりました。

「まだ活躍できる余地のある選手が走ることを諦める必要のない仕組みづくり」を目指し、フルマラソン2時間台の記録を持つ市民ランナーでもある弊社代表・久保田の強い想いのもと発足したオトバンク陸上部。

noteでも、メンバー自身はもちろんのこと、時には社長の久保田、山崎監督、そして非公式マネージャーである私SAEKIも、陸上部の活動やメンバーの想いについて様々な発信をしてきました。

陸上部立ち上げ時のお知らせ(選手プロフィールあり)▽

立ち上げ当初、陸上部は自社にとって未知の大きなチャレンジでした。

ですが、私たちが時に懸命に、時にゆるやかに走り続けた2年弱の間に、陸上部を発足していなければ出会うことができなかった多くの方と知り合い、応援していただくようになり、「オトバンクといえば陸上選手がいる会社だよね」と声をかけてもらえるように。

それも、アスリートとしての練習と社員としての業務を両立しようと奮闘してきたメンバーの惜しみない努力によるものです。

アスリート支援、中小・ベンチャーに広がる 引退後も見据えキャリア形成▽ 

発足以降、陸上部メンバーは共同で寮生活をし、朝の練習後に出社して業務をこなし、夕方には再び練習、という毎日を送ってきました。そして練習の成果をぶつけるべく大きな大会への出場も果たしました。

(魂の中小企業)けがを乗り越えた、あるマラソン選手のデビュー戦▽

(けいざい+)あきらめないで:上 挫折した3人、また走る▽

活動を通してそれぞれが感じたことをnoteやTwitterなどSNSで表現するようになり、会社の枠組みを超えたつながりも広がりました。そして、応援してくださる方が増えれば増えるほど、私たちの「結果を出したい」という想いも強くなっていきました。

しかし、思うようにいかないのが人生ですね。

現在、オトバンク陸上部は存続困難な状況にあります。須河は半月板損傷の怪我によって治療に専念しており(無事に治療を終えたら再度走る予定なので応援お願いします!)、最年少の高澤は自分自身と向き合った結果、これまでとは違う形で陸上と関わることを決意、現在は広報の仕事を中心に活躍中です。田中は地元・島根で教師になる道を選びました。

3人のメンバーはそれぞれ、新たな道への一歩を踏み出しています。 

立ち上げ時にBuzzFeedさんで記事にしていただいたように、たとえひとつの会社を退職しても、アスリートとして競技ができなくなっても、その後の人生は続いていきます。

競技もキャリアも自ら考え選び取り、選手自身の引き出しを増やしその後の人生を主体的なものにしていく、ということが、我々オトバンクが大事にしているこのチャレンジの核でした。

今回、休止というひとつの区切りにはなりましたが、オトバンクで働きながら陸上選手として結果を残していくにはどうしたらよいのか、という私たちの試行錯誤が消えることはありません。選手たちがオトバンクのメンバーに与えた刺激や影響も、資産として残り続けます。

会社という枠組みを越えて、ジャンルや肩書きも関係なく、交流を続けてきた皆さまとの絆も続いていくはずです。

陸上部メンバーのおかげで、社員とアスリート(の思考)との距離感がぐっと縮まりました。これからも社内外でランニングイベントを開催したり、大会に出て応援に行ったり、「走る」を起点にしたコミュニケーションを続けていく予定です。

私たちは皆、少しのお休みと新たなスタートを繰り返しながら生きていくのかもしれません。

選手たちそれぞれの「これから」を、引き続き応援していただけたら嬉しく思います。私たちオトバンク陸上部も、今後第二章をスタートさせるときが来たら、そのときはまたここnoteでお知らせしますね。(というのも、どうやら社長の久保田はまったく諦めておらず、第二章について構想を練りはじめている模様…!) 

そして最後になりますが。

今年いっぱいでの活動休止を発表している国民的アイドル「嵐」の相葉雅紀さんの言葉をお借りして、このnoteを終わりたいと思います。

「休止と書いて『パワーアップ』と読む」

約2年にわたり心温かい応援をいただきまして、本当にありがとうございました。

オトバンク陸上部の活動をご支援くださる方、サポートいただけると嬉しいです!