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源氏物語「蓬生巻」を読む

 夜に記事を書こうとするから、面倒になって次の日に先延ばしすることに気づいた。そのため、朝書くことにする。ただいま午前9時。天気は曇り。「蓬生巻」からは短編が続く。今回紹介するのは、源氏が久しぶりに末摘花に会おうとする場面である。



(源氏)「ここは常陸の宮ぞかしな」、(惟光)「しかはべる」と聞こゆ。(源氏)「ここにありし人はまだやながむらん。とぶらふべきを、わざとものせむもところせし。かかるついでに入りて消息せよ。よくたづね寄りてをうちを出でよ。人違へしてはをこならむ」とのたまふ。



 末摘花のもとにはしばらくの間で向いていなかった源氏であったが、家の前を通った際に、声をかけようとする。しかし、人違いであれば恥ずかしいとよく確認するように惟光に伝えている。そもそもそれだけ会いに行っていないという薄情さがあるが、やはり人違いの場合は恥ずかしいというのは共感できる感覚である。


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朝書いてもなお欠伸をしながらというところが何とも私らしい。

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