人が好きなのに、人が怖い
一度負った傷は、いつになったら治るのだろうか。
こんにちは。
音です。
幼稚園に通う男の子のママをしています。
私は、昔は人が好きだったように思う。
誰かと遊んだり、誰かと話したり、そんなことが大好きで、積極的に人と交流していた。
けれど今、私は「人が好きだけど、人が怖い」という矛盾した感情を抱えている。
きっかけは何だったんだろう。
小学生のある日、突然始まったいじめだろうか。
中学生のあの時、いじめられるわけでもなく、「無いもの」として扱われ孤立したことだろうか。
親になった時、私の意思を鼻で笑ったあの人だろうか。
今までの出来事全てが今の私を作っているのだとしたら、きっかけにはこれらも含まれているだろう。
人が大好きだった。
でも、人から好かれることが極端に少なかった。
原因は自分にあった。
子供時代、うまく自分をコントロールできなくて、周囲を困らせたり、萎縮させたりした近くはある。
大人になるにつれて「丸くなった」と言われることが増えて、私と一緒にいてくれる人は増えたけれど、恐怖心は年々強くなっているように思う。
人が話す言葉の裏に嫌味を感じてしまったり、笑顔の裏に悪意を感じてしまったり。事実がどうであれ、そんな風に感じてしまうことばかり。
こんなに人が好きで、誰かが呟いた弱音を掬い上げ「大丈夫」と手を握ってあげたいのに、自分を見失いそうで膝を抱え込んでうずくまっている人の背中をそっと押してあげたいのに、自分には恐怖心という大きすぎる壁が、最後の一歩を邪魔している。
こんな臆病な人間になるとは思っていなかったな。
どうしてこんなに生きることが怖いのか。
どうして。
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