![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118216229/rectangle_large_type_2_711abd58dd850f19711d40906785ec8b.png?width=1200)
迷子を抜け出したいあなたに。知っておきたいおしゃれの法則
メイク&ファッションコンサルタント、パーソナルスタイリストのotoです。
イメージコンサルティングを通してこれまで沢山のお客様にお会いしてきました。
みなさん、本当に一人一人違った魅力を持っていて。イメージコンサルでその魅力が言語化でき、自信や笑顔が引き出されることの素晴らしさを痛感しています。
女性にとって、ファッションは生き方そのものだと思います。
何かと表面で判断されがちな世の中。
見た目が全てじゃないとは言いつつも、見た目が担う印象の大きさは計り知れません。
私たちも商品を買う時、見た目で判断していることって結構あります。
パッケージのデザインが素敵で選んだお土産、帯やコピーがなんかいい感じだったから購入した本、見た目が可愛いという理由で衝動買いしたコスメ。
人もそう。店員さんが着ていておしゃれだったからオソロ買いした服、診断士さんが素敵だったから予約したイメコンサロン。私たちの仕事も、見た目で判断されているかも知れません。
女性にとってファッションやメイクは、自由に纏うことができる鎧だと思うんです。
身につけることで、なんだか自信が湧いてくる。少し自分を好きになれる。心が前をむく。そんな不思議なパワーをもたらしてくれる存在だと思います。
少し話は逸れますが、いかに自分の心を満たせるかで世の中の見え方は変わると思います。ネガティブな出来事が起きた時、普段なら落ち込むことも自分の心の状態がよければ、気にならないかも知れない。
よく例えにするのですが、水が半分入ったコップがあるとします。
![](https://assets.st-note.com/img/1693722798286-3yOIc2qz5u.jpg?width=1200)
この水を「もう半分しかない、、」と思うのか、「まだ半分もある!」と思うのか。捉え方一つで、きっとその後の行動や選択は変わります。
そしてこの捉え方は自分が置かれている環境やその時の心の状態で変化する。
目の前で起きている事実は変わらなくても受け取り方が変わる。
えっと、、おしゃれとなんの関係があるの?と思うかも知れませんが
おしゃれをすることはこの受け取り方を前向きに変えるツールになると思うのです。
お笑い芸人のレインボーが好きでよくYouTubeチャンネルを見ているのですが、中でもすごく確信をついてるなと感じたコントがあります。
お笑いというよりもシンプルに勉強になるので見たことがない方はぜひ見てみてください(男二人でこのリアリティ出せるのが本当すごいです)
自分のことを満たせていないと、つい他人に求めてしまう。
いつの間にか、自分にはあれもない、これもないと、ないものばかり見つけて、気がつくとどんどん自分を否定して、嫌になっていく。(体験談より)
目の前に起きている事実の捉え方が変われば、まるで世界は変わって見えます。
心の状態を満たす方法は十人十色で人の数だけ答えがある。コーヒーを飲む、自然に触れる、朝5分でも散歩する、読書をする、YouTubeをみる、、日常の小さなことから満たしていくことができると思います。
女性にとって、ファッションやメイクは自分を満たすための手段でもある。このnoteに目が止まって、ここまで読んでくださっているみなさんは特にファッションやメイクへの感度が高い方だと思うので自分のために、自分を満たすために、心のままにおしゃれを楽しんで欲しいなと思います。
おしゃれをするってどこか軽く扱われてしまいがちですが、外の自信が内の自信となり、人生を大きく好転させていくきっかけになると私は考えます。
ファッションやメイクで可愛くなれる、いつもより綺麗だと思えると、やっぱり嬉しい。
人生を好転させていく可能性を秘めている、外見。
イメージコンサルでは、魅力を引き出す「個」の活かし方がわかります。どんなものが映えるか、どんな色が素敵に見せてくれるか。
だけど、「個」の魅力を理解すれば垢抜けるかと言われると、実はイコールとは言い難い。イメージコンサルでは、自分の魅力を「知る」フェーズにしか過ぎない。
診断を受けて、おしゃれが楽しめるようになりました!メイクの幅が広がりました!という方に沢山出会ってきましたが、同時に迷子になっている方も沢山見てきました。
似合うと言われたものが好きじゃない、自分らしくない、イメージがチグハグ、、など。
何が原因なのか。何が解決すると、迷子から抜け出せるのか。
ここ1年、ずっと考えてきました。いろんな知見を見たり、話したり、思考を巡らせてたどり着いた結果
”似合う理論とおしゃれに見える理論はイコールではない”
というのが結論です。
似合うを知っても、
おしゃれの法則を知らないままだと、
いつまで経っても自分らしいおしゃれは叶わない。
ファッションを生業にしている人間としてこれは問題すぎる!と感じたので
このnoteを書く運びとなりました。
このnoteでは、イメージコンサルの観点での「似合う」を一旦置いておいて、今っぽい「おしゃれ見えの法則」をまとめたものになります。
おしゃれ見えの法則を理解した上で、
自分の得意な特徴や似合うを掛け算することで
好きな服やなりたいイメージをより具体的に叶えられると思うのです。
イメコンを受けて、逆に迷子になってしまったという方や
似合うものを身につけてもなんだかオシャレに見えない気がするという方
とにかくオシャレへの苦手意識が強すぎて克服したいという方におすすめのnoteです。
「似合う」ってなんだろう?
イメージコンサルタントとして、パーソナルスタイリストとして
お仕事を始めて3年目になりますが
「似合う」ってとても抽象的な単語だなと思っています。
世の中にはいろんな似合うがあります。
顔にあっている、肌にあっている、体にあっている。
これって「馴染む」にも言い換えられると思います。
顔に馴染んで違和感がない、肌に馴染んで違和感がない、体に馴染んで違和感がない。
他にも声にあっている、キャラにあっている、雰囲気にあっているなどいろんな似合うがあります。
中には好きなものを着たらいい、楽しんだらいい!という方もいらっしゃると思いますし、私としてもその意見には賛成です。
そもそも、なぜみんな「似合う」を知りたがるんだろう?
それは「他人から褒められると嬉しい」というのが一つだと思います。
似合っていると素敵に見えるし、似合っているとなんだか嬉しい。
他者からの評価が「これでいいんだ!」って自信になります。
私の実体験ベースでお話すると、何事にも自分に自信がなかった。
自分で選んでみるけどなぜかしっくりこない、変だと感じる。
お出かけ前に色々コーディネートを組むけど、何を着てもしっくりこない。
自分で解決しようにも、過去の失敗などから解決できず
誰かに意見を聴きたくなる、外から見て変じゃないのか知りたくなる。
自分に自信がないから、他者評価が気になっていました。
「似合う」って基本的には外から見た他者評価です。
私は「似合う」がわかったことで、初めて自分の魅力に気がつくことができました。そこがチャームポイントなんだ、特徴なんだ、こんな風に自分の体が、顔立ちが、色素が素敵に見せてくれるんだ、と。
また、少しずつおしゃれの失敗が減り、成功体験が積み重なっていくと自信になります。
私が私でよかった!と確認できるツールこそが、パーソナル診断の魅力だと感じます。
似合うを知るって自分の魅力を知ることだと思います。
自分のことって、自分じゃ意外とわからない。見えてないところが多い。これはおしゃれにかかわらず、内側のこともそう。
似合うを知ってもおしゃれになった気がしないという方は一定層います。
自分の魅力を知るとおしゃれになるのか?
それはまた、別の話だと思うんです。
似合うを知る中で、自分の魅力を生かすおすすめの着こなしやおすすめのアイテムなどはわかりますし、おしゃれにまつわる知識がアップすることは間違いないです。
ですが実際に自分の手持ちで考えたときに、自分のコスメで考えたときに、自分のなりたいを加味した時に魅力を知るだけでは応用が効かない。
何か物事を習得するには
知る・わかる・できるの3ステップがあると思います。
おしゃれに置き換えると
自分の魅力やおしゃれの理論を知る・自分ごとに捉えてスタイリングの組み方がわかる・日常的に意識してできるようになる
のステップです。
似合うを知る=自分の魅力を知ることではありますが
似合うを知る=おしゃれになる(おしゃれができる)
ことではありません。
自分らしいおしゃれ、自分好みのスタイリングを作る上で知っておくべきは
おしゃれに見えるスタイリングはどのように組み立てたらいいのか、
何がおしゃれを構成しているのかなどの”おしゃれの理論”だと思います。
似合う、馴染むことこそがおしゃれなのか?
答えは、一つじゃありません。
ファッションやメイクは元々正解がないもの。
自由に楽しんでいいものです。
自分らしさをどんどん表現できる部分でもあります。
そして女性は変化し続ける生き物です。
ライフステージもライフスタイルも男性より変わる回数が多いのは女性。
その都度、目指す場所も目指す生き方も変わっていきます。
外見の見せ方も好みもおしゃれも変わりゆく。(ライフスタイルの変化に応じてその優先度も変わりますが)そして、変わっていいんです。
似合うを知って、自分の魅力を知っても
おしゃれの法則を知らないままだと、
「できる」フェーズまで辿りつかない。
他者評価の似合うは満たせても、自分の心が満たされるおしゃれにたどり着かない。
これは本当にもったいなさ過ぎます。
似合うとおしゃれは違うの?
みなさんにとって、「おしゃれ」ってどんな状態のことを指すのでしょうか?
自分のことがわかっている人、小物使いが上手な人、いろんな引き出しを持っている人、、
いろいろな意見があると思いますが
私の持論としては”時代にあっていること”が「おしゃれ」を構築する上でとても大切な要素だと思います。
顔立ちや骨格に合っていても、時代にあっていなかったらおしゃれとは感じ難い。
例えば、小花柄の膝丈ワンピースに、真っ赤なバレエシューズ。頭には細めのピンクのカチューシャ。可愛らしいのが似合う方にはどれもお似合いになるアイテムですがおしゃれかと言われると、今っぽさは感じない。
コンサルティングの際、実際に服を着てみる体験を設けているのですが、
顔や骨格で苦手とされるアイテムも、組み合わせや小物、ヘアメイク次第で素敵に着こなせるパターンは結構あります。ただ、時代感が合わないアイテムはアイテムの時代感を消さないと難しい。
アイテムの存在感をいかに消せるか、テコ入れしないと着れない服って結局着なくなるケースが多いです。
おしゃれを構成する上で「時代感」はすごく大事。
2010年頃、ナポレオンジャケットやカンカン帽が流行りました。
くみっきーがポップティーンで表紙をバンバン飾っていた時代です。
あの頃の服を今、アラサーが日常的に着ていたら。
時代に取り残された人、もしくは服がなくて昔の服を着るしかなくなった人にしか見えません。
流行のリバイバルは、基本的にその時代を経験していない若者が取り入れるとおしゃれに見えるケースはありますが(Y2Kもそのひとつ)
経験している時代がまた身につけるのは、目新しさではなく古い印象を与えます。
流行を必死に追う必要はないですが、時代からかけ離れないようにすることは大切。
時代にあったものを取り入れるという意味ではこの時代に売られているものを身につけるのが手っ取り早いです。
ベーシックなもので長く着られるアイテムや、ヴィンテージだからこそ味が出るアイテムもあります。そうしたアイテムを否定しているとかでは全くないです。私自身も10年近く添い遂げているアイテムも持っています。
ただ、おしゃれ迷子さんが手を出すのはやや危険。髪型やメイクで時代を反映していかないとおしゃれに着こなすのは難しいアイテムなので少し注意が必要です。
服だけでなく、メイク品もそう。化粧品は消耗品なので、何十年も前の化粧品をずっと使っているという方はそういないと思いますが、特にファンデーションやベース系はかなり時代を反映します。
たまにしかメイクしないから、、と古いアイテムを使い続けている方がいたら衛生的にも交換してくださいね。
というのも、私の母はなかなかものが捨てられなくて
古い化粧品がごっそり化粧棚から出てきたことがあります。
今の時代では見たことのないヴィンテージ感溢れるDiorのリップ、
可愛いんですが油焼けした匂いや、青みのどピンクで質感が結構時代を物語っていました。いかにもバブル全盛期に使っていたんだとうなという代物でした。
バブル期再現メイクには役立ちますが、日常のおしゃれにはマッチしません。
服もメイクも、古いものは買い替えがベストです。
アラサーこそ「綺麗めカジュアル」
おしゃれには黄金バランスというか、方程式があると思います。
アラサー以降のおしゃれには「綺麗めカジュアル」がおしゃれ見えの鍵であるということ。
アラサー以降、全身カジュアルなお洋服は野暮ったく見えやすいです。ヘアメイクやアクセサリーをしっかり作り込んでいないと、手抜き感が出やすい。
イメコンを受けたことがあるという方は、ご存知かも知れませんが
お洋服には大きく分けて二つあります。
動きやすくラフなカジュアルスタイルと、きちんと感のあるフォーマルスタイル。
この二つをコーディネートの中で上手に共存させてあげることが、アラサー以降のおしゃれ見えには必要です。
カジュアルとフォーマルをうまくコーディネートに取り入れるためには、この二つの違いや見分けを理解する必要があります。
カジュアルなアイテムは特徴として、生地が天然の素材からできているものや子供が着用していても違和感のないもの、体のラインがあまり出ずゆったりとしたものなどが挙げられます。
ここでいう子供は5歳はくらいの子が来ていても違和感のないものです。
わかりにくい、という方はGAP(洋服ブランド)を想像するとわかりやすいです。
パーカーやデニム、スウェットなどはカジュアルですね。
代表的なカジュアルの例
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今っぽアイテムに置き換えたカジュアルの例
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反対にフォーマルなアイテムは特徴として化学繊維が用いられているものや子供が着ていると違和感を感じるもの、体のラインが出るシルエットのものなどが挙げられます。スラックスやジャケットは子供が来ていてもかしこまった印象を受けますよね。オフィスにも来て行けそうかどうか、というのもポイントになります。
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カジュアルとフォーマルの見分け一覧
![](https://assets.st-note.com/img/1693714480924-WrYPslqcI2.jpg?width=1200)
顔タイプがキュートであっても30〜40代で全身カジュアルなキュートスタイルは
やや違和感も感じやすい。年齢に合わせて少しフォーマルさを足したり、年齢にあった外し方が大切になったりします(詳しくは後でまた触れますね)
パーソナル診断の結果をイメージで捉えてしまうと、危険です。
イメージで捉えると、全体像で捉えてしまうためコーディネートの組み立て方が難しくなります。
何がカジュアルで何がフォーマルなのかを言語化・分類することができればコーディネートは格段と組みやすくなります。
カジュアルやフォーマルがどこにちりばめられているのか、雑誌のスタイリングやおしゃれな人のコーディネートを分解してチェックしてみてください。
コーディネートの組み立ては算数で考える
女性のお洋服にはフェミニン、クール、エレガント、キュートなど幅広いお洋服のテイストがありますが
似合うテイストは顔タイプ診断®︎でわかります。このnoteを読んでくださっている方の中にもすでに受けられている方も多いかも知れません。
お顔立ちの雰囲気にマッチしやすいお洋服がわかるのが、顔タイプ診断のメリットの一つです。
ファッションに対してはいろいろな考えがあると思います。
似合うものをとことん楽しみたい方、あれこれいろんな自分になってみたい方、コスパよく時短で垢抜け印象を作りたい方など様々。
私としては、その人がその人らしく、自分を満たすためのツールとしてファッションを楽しんで欲しいという思いがあります。「着たい!」と感じたものには素直にチャレンジしてみて欲しい。
とはいえ、コーディネート中でどのような組み合わせ方をしたら自分に似合って見えるのか、素敵になれるのかを知りたい!というのがシンプルな悩みだと思います。
お洋服の組み立ては、実は足し算と引き算。算数で構成されています。
足し算となる要素・・女性らしいアイテムや華やかで装飾が多いアイテム。
例)リボンタイのブラウス、レースのマーメイドスカート、ピンクのモヘアカーディガンなど
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引き算となる要素・・中性的なアイテムやシンプルなアイテム。
例)シンプルな白T、ネイビーのテーラードジャケット、黒のスラックスなど
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引き算アイテムと足し算アイテムの見分けポイント
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お洋服のテイストは大きく分けると女性らしさのあるお洋服と、男性も着用している・着用できるお洋服の2つに分けて考えることが出来ます。
顔立ちが女性らしい方、ここでは例に小嶋陽菜さんをあげたとします。
こじはるさんがシンプルな白Tにネイビーのジャケット、黒のスラックスを履いたとして。
これだけだとなんだか寂しさや違和感があるかもしれません。例えば、アクセサリーにはパールをふんだんに使ったり、足元には女性らしいカラーやビジュー付きのパンプスなどを合わせていたらより引き立ちそうです。
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このコーディネートを分解してみると。
シンプルな白T・・引き算アイテム(中性的、男性も着用可)
ネイビーのジャケット・・引き算アイテム(中性的、男性も着用可)
黒のスラックス・・引き算アイテム(中性的、男性も着用可)
パールのアクセ・・足し算アイテム(女性らしい)
ビジューのパンプス・・足し算アイテム(女性らしい)
足し算アイテムと引き算アイテムが混在しているのが分かります。
例えばさらにボトムのカラーを薄いパープル系のテーパードパンツにしてみるとします。
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シンプルな白T・・引き算アイテム(中性的、男性も着用可)
ネイビーのジャケット・・引き算アイテム(中性的、男性も着用可)
薄いパープルのテーパードパンツ・・やや足し算アイテム(パンツスタイルでやや中性的だが、色味や形が女性的)
パールのアクセ・・足し算アイテム(女性らしい)
ビジューのパンプス・・足し算アイテム(女性らしい)
足し算と引き算のバランスが少し変わりました。
女性らしい顔立ちの方なら、全身のコーデのバランスの中でやや足し算の割合が多くなるように組み合わせてあげると素敵です。
インナーをボウタイブラウスなどにするとより魅力が引き立ちますね。
逆も然り。可愛い系より美人系なお顔立ちの方、例えば天海祐希さんなら
引き算の割合がやや多くなるように組み合わせてあげる。
このようにバランスをとってあげれば、好きな服も自信をもって着ることは可能です。
女性らしい印象になるのは暖色系や柔らかな白みを含んだ色。
対して男性的(中性的)な印象になるのは寒色系やくすみ感のある色。
カジュアルな印象ならここに明るい印象が加わりますし
フォーマルな印象ならやや深みがプラスされた色。
色味による足し算、引き算も意識してみてください。
色による印象の違い
![](https://assets.st-note.com/img/1693727307982-R7QDWWCKNu.jpg?width=1200)
トレンドとしてもどちらかに振り切ったコーディネートよりは
ミックスされたようなバランスが時代にマッチします。
男性の服も、ツイードやパールなどやや女性らしさを取り入れるのが流行っていたりしますので
足し算アイテムと引き算アイテムを同様なバランスで組み合わせてあげることは、おしゃれ見えしやすいバランスです。
自分の顔の印象がわからない!という方も、
足し算と引き算を同バランスで配置してみるのを意識してみてください。
意識して組んだ結果どんな割合がしっくりくるか見えてきたりします。
顔タイプ診断®︎などで自分の顔印象がわかっている方は、ベストバランスに近い形で組み立てていきましょう。
なんとなくコーデを組んでいた、イメージで組み立ててきたこれまでよりも
グッと再現性が生まれますし、バランスの取り方が明確になるはずです。
おしゃれバランスの最適解と外しの法則
ここまでお洋服はカジュアルとフォーマル、
足し算と引き算で構成されていることをお伝えしてきました。
アラサー以降のおしゃれ見えには
「どれもミックスさせてあげること」がおしゃれバランスの最適解と私は考えます。
また例を出してみてみましょう。
全身引き算かつカジュアルならこんな感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1693721868115-3kwHAQcXI7.jpg?width=1200)
ロゴ入りの黒T・・(カジュアル・中性的)
濃いめのブルーデニム・・(カジュアル・中性的)
ブラックのコンバース・・(カジュアル・中性的)
ターコイズなどのビーズアクセ・・(カジュアル・中性的)
黒のメッセンジャーバッグ・・(カジュアル・中性的)
これはこれで素敵ですが、着る人をかなり選ぶと思います。
メンズライクな服が似合いやすいボディの方や
顔立ちに直線が多い方ならハマるかもしれません。
反対に、全身足し算かつ全身カジュアルだったら、こんな感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1693721877919-y8QIfTQZ5J.jpg)
フリル付きのTシャツ・・(カジュアル・女性的)
白いティアードスカート・・(カジュアル・女性的)
ピンクのバレエシューズ・・(カジュアル・女性的)
プラスチックの花モチーフピアス・・(カジュアル・女性的)
丸いかごバック・・(カジュアル・女性的)
これもまた、着る人をかなり選ぶと思います。
かなり童顔な方や女性らしさを持っている方はハマるかもしれません。
足し算と引き算、そしてカジュアルとフォーマルをミックスさせてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1693734782704-V7FgoPm3hc.jpg?width=1200)
ロゴ入りの黒T・・(カジュアル・中性的)
白いティアードスカート・・(カジュアル・女性的)
パールのピアスにピンクゴールドのリング・・(フォーマル・女性的)
ブラックのコンバース・・(カジュアル・中性的)
パールがあしらわれた革バッグ・・(フォーマル・女性的)
カジュアルな要素とフォーマルな要素が混在しています。
なんだか今っぽくておしゃれなコーディネートです。
←引き算・ミックス・足し算→
![](https://assets.st-note.com/img/1693721968624-weWOeXqChA.jpg?width=1200)
足し算と引き算を交えると、まとまりすぎていないことで生まれる「抜け感」が出ます。
この「抜け」こそが、おしゃれな雰囲気を作ると思います。
どちらかに振り過ぎると抜け感が出にくいので
例えばメンズライクな時は適度な肌見せを意識したり、色味を注意したり
甘めな時は少し甘さをとってあげるなど意識して組み立てるのがベストバランス。
「あえて馴染ませない」というのもオシャレ見えするテクニックのひとつだと思います。
全体がまとまりすぎていると、馴染みすぎてぼんやりしたりするケースもある。あえて馴染まない外しをプラスするなら、顔から遠い場所がおすすめです。
例えば、大人っぽい顔立ちの方には大人っぽいフォーマルなアイテムはよく似合いますが
あえて足元だけスニーカーで外してみる、などは雑誌のスタイリングでもよく見かけます。
色味もそうですね。
パーソナルカラーで苦手な色も、あえてシューズやバッグなどの小物で取り入れてあげるといい意味で引き立つ。
顔周りなら馴染まない色も、欲しい浮き方をしてくれることもあります。
あまり神経質になりすぎず心がウキウキするものを使っていきましょう。
まとめすぎず、外しをきかせる。
少し勇気がいるかもしれませんが、トライしてみてください。きっと新しい自分に出会えるはずです。
アパレルスタッフさんなどおしゃれな方は無意識にこのバランスをとっている方が多いです。
ぜひ明日のコーディネートからやってみてください。
主役は服じゃない、小物だ
これまで当たり前のように
アクセサリーやバッグなど、小物ありきで話してきましたが
これを読んでいる皆さんは普段からアクセサリーや小物に気を配っていますか?
小物の印象でコーディネートに大きな差が生まれます。
同じ服も小物や着こなし、ヘアメイクでこんなに変わる
![](https://assets.st-note.com/img/1693727515008-I59k7JAmEM.jpg?width=1200)
これを見ていただくとわかるように、何を着るかではなくどう着るかなんです。
ウエストが全部でているとだらしなく見えるのでインしたり、
靴やバッグもカジュアルから綺麗めなものに変更。
私はイエベ春なのでビビッドなショッキングピンクはそんなに得意ではありませんが、小物なら外しとして引き立ちます。
近年のお洋服のトレンドはどちらかと言えばカジュアル寄りな傾向にあるので
小物ほどきちんと感のあるものを選びたいです。
また小さなお子さんを育てるママたちは、自ずとカジュアルなファッションかベースになると思います。
これまでも前述しましたがアラサーはカジュアルなファッションでまとまればまとまるほど、野暮ったくなりやすい傾向にあります。
その野暮ったさを解消してくれるのがアクセサリーの役割。
艶やかな光沢があるベーシックなアクセサリーがあれば、コーディネートがグッと洗練された印象に見えます。
小さなお子さんがいらっしゃる方は子育てに干渉しにくいバングルやリングからはじめてみるのがオススメです。
カジュアルなお洋服に光沢のアクセサリーをプラスすると、簡単に綺麗めカジュアルのバランスが取れます。
最近はGUやスリコなどプチプラでも良いアイテムが揃います。
ビーズやウッド調、プラスチック系のアクセサリーはカジュアルな印象に見えやすいアクセサリーなので、
カジュアル×カジュアルなまとまりになりぎないように服の組み合わせやメイクなどでバランスを取りましょう。
服を似合わせるために必要なのは・・
さて、これまでお伝えしてきたポイントを守れば、
今っぽいおしゃれなコーディネートは作りやすくはなりますが
これだけでも実はおしゃれは完成しません。
ヘアメイクもとっても重要。
どんなに服が今っぽくて、小物合わせが上手でも
お顔がすっぴん、髪がボサボサだと
やっぱりおしゃれな印象にはなりません。
服がおしゃれに見えたら良いのではなく、着ているご本人が素敵に見えることこそがおしゃれ。
そして、ヘアメイクはお洋服が似合っているように見せるための
最大のポイントでもあります。
メイクをすることで、顔の雰囲気は変えられる。
それが、リップの色が違う、たったそれだけでも。
元のお顔立ちが若々しく、可愛らしい方でも、
大人っぽい服を着たい時はメイクカラーも少しトーンを下げてあげた方がマッチする。
パーソナルカラーで明るい色味が得意でも、大人っぽい雰囲気にしたいなら得意な要素を残しつつ秋っぽい深みカラーを少しプラスした方が望む雰囲気が作られる。
元のお顔立ちが大人っぽく上品な方でも
カジュアルな服が着たい時はグラデーションにせず、サッと軽めに仕上げたアイメイクが服を引き立てる。
パーソナルカラーがブルベでもオレンジを少し+した方が服とマッチするなんてこともある。
服と服の組み合わせで綺麗めとカジュアルのバランスを取るだけでなく
メイクと服でもよりこのバランスに調節がきかせられます。
![](https://assets.st-note.com/img/1693734939963-mpnNWgl6rR.jpg?width=1200)
メイクカラーや質感などが違うだけで、似合いそうな服は変わりますよね。
テラコッタのカジュアルなワンピースを着るなら右の方がマッチしそうですし、
ネイビーのキレイめなワンピースなら左の方が合いそうです。
メイクカラーや質感によっても連想されるイメージは変わります。
グレーやネイビーなどの色味でマットな質感はクールな印象を作りますし
青みピンクや白みのピンクは可愛らしい印象に感じます。
オレンジやイエロー系ならカジュアルで元気な印象に持っていけたりと
パーソナルカラー意外でもメイクカラー与える印象は操作できます。
パーソナルカラーやいつもの雰囲気から少し印象を変える時におすすめなのがマスカラとアイライナーです。
マスカラとアイライナーは見える範囲が狭いので、苦手なものも取り入れやすい場所。先ほどの色印象を参考に冒険してみるのもありです。
また、リップカラーも得意な範囲の中でやや明るめ、やや深め、ツヤ、マットなど変化が付けられると顔印象もガラッと変わります。
髪型も、どんな服を着るか?で変化をつけてあげると、似合う服の幅はグッと広がる。
顔立ちが大人っぽく、かつ髪が長い方は、カジュアル服の時はまとめ髪にした方がハマったり
キレイめなファッションの時はおろした方がマッチしたり。
私自身はショートヘアですが
着る服によってタイトにしたり、丸みを持たせたりと変化をつけてファッションを楽しんでいます。
この服は似合わない、と諦める前に
ヘアメイクを変えてみる。この意識を持ってみて欲しいです。
現にモデルさんは着る服に合わせてヘアやメイクを変えています。
フェミニンからマニッシュまで着こなせるは、服に合わせて顔の雰囲気を変えているからなんです。
小さなところから、ぜひチャレンジしてみてください。
メイクのことが分からなさ過ぎる…という方はマンツーマンのメイクレッスンや
オンラインメイク講座も開講しておりますので(現在は募集終了)いつでも頼ってくださいね。
おしゃれの法則まとめ
オトナ女子のためのおしゃれの法則は
・カジュアルとフォーマルを適度にミックスさせる
・コーディネートは足し算と引き算で組み立てる
・まとめすぎないことで生まれる"抜け"を作る
・小物こそが主役。何も無い状態を作らない。
・メイクの雰囲気、髪型で似合うの幅は広げられる
何となくで買い物したりコーデを組んでしっくり来てないという方
おしゃれ迷子で自己肯定感が下がっている方は
ぜひぜひおしゃれの法則を意識して、コーディネートを組んで見てほしいです。
サイズ感が合わない、似合う色が分からない、なんかチグハグに感じる
という方はパーソナル診断でより自分に合ったオシャレの解像度が上がります。
パーソナル診断を受けたけれど、なんだかおしゃれになれてない気がする、自分の好きを楽しめてない気がするという方は
一旦似合う理論を置いておいて、おしゃれの法則に乗っ取って組み合わせてみてください。
ちぐはぐ感を感じたら、ヘアメイクを見直してみてくださいね。
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