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#僕の違和感

書評的日記(1) オルハン・パムク「僕の違和感」

書評的日記(1) オルハン・パムク「僕の違和感」

書評的な日記第一段。トルコの作家オルハン・パムクの「僕の違和感(上・下)」(宮下遼=訳, 早川書房, 2016)。読んだのは、確か2017年の冬頃であったと思う。冒頭は、主人公が娘と駆け落ちするところから始まる。ぱっと手にしたとき、叙事詩の約束-真ん中から語り始めよ-によって書かれているなと思い、胸を高鳴らせた。

叙事詩と述べたのは、トルコの歴史や民族をメヴルトという青年の生涯を通して描いている

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