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違和感を言葉にしてみたら、ちょっとだけモヤモヤが晴れた気がした

土曜日の昼下がり、Twitterでフォローさせていただいている稲田さんのこんなツイートが目に留まりました。

漫画の原作者の方や稲田さんとは聞こえない、聞き取りづらい原因は違うだろうけど、私も「どこの・なんの音」か分からなくなるときがあります。

いくつもの音が入り混じった場所にいると、聞こえる音が全て同じくらいの音量で聞こえて、それが一気に頭の中に入ってくるんです。
緊張していたりすると余計に音が大きく感じることもあります。

だからそんな状況で話しかけられても、相手が何を言っているのか正確に理解できません。

よく人混みの中で電話している人っているじゃないですか。
私はそれを見て「こんなにうるさい中でよく相手の声が聞こえるな」と不思議に思っていました。

聞き取れなかった時に聞き返して、それでも理解できない時にはもう諦めて適当に相槌を打ってみたり笑ってやり過ごすこともあります。

だから騒がしい店での飲み会や人混みの中での会話は楽しめないどころか、一気に押し寄せてくる音に圧倒されてただただ疲れるだけで。

特にここ数年はみんなマスクをしているし、アクリル板やビニールカーテンがあったりして、以前よりも聞き取りづらい場面に遭遇することが増えたような気がします。


今年の4月社会人になってから、さらに聞き取りづらさに悩まされるようになりました。

特に電話対応。
ただでさえ緊張でパニックなのに、外の工事の音や近くで話し声がしているとその音が気になって相手の会社名や名前が入ってきません。

今は取引先の会社名や担当者の名前をだいぶ覚えて、はっきりと聞き取れなくても「あ、あの人だ!」とわかるようになりましたが、最初の頃は「なんでそんな聞き間違えをするの?」って自分でもびっくりするくらいの酷さでした。

私は仕事で取材をすることもあって、ちょっと前、私が取材先の人から聞き取った内容が全然違っていたことがありました。その時はもはや自分が信じられなくなりました。

聞き取れなかった時に自分で勝手におぎなって理解しようとしてしまう癖のせいで上司の指示を勘違いしたことも、そもそも指示を聞き漏らしてしまうこともありました。

こんなにポンコツな自分が怖くて、不安で泣きながら家に帰ったこともありました。

周りに相談しても私がうまく説明できないのもあって「そんなのみんなあるでしょ」とか「ただ緊張しているだけじゃないの」と言われるだけ。

誰にも分かってもらえない。なんだか世界から取り残されたみたいな感じがしていました。

そんな時にふと目に留まった稲田さんのツイート。
「あ、こんな風に感じているのって私だけじゃないんだ」とホッとして、共感してくれる人の存在に嬉しくなっている自分がいました。

それで思わず引用リツイートしました。(急いで文字を入力していたので後から誤字を見つけて恥ずかしくなりました)

稲田さんとやりとりをしていて、そういえば自分の中にある違和感を言葉にしたことなかったなと思い、なんだか無性に言語化したくなりました。

ここまで書いてみて、「私ってこういう場面でこんな風に困っていたんだ」とか「周りにうまく伝えられなくてもどかしかったんだ」とか気づきが多くて、モヤモヤしていたものが少し晴れた気がしています。

やっぱり言葉にしてちゃんと整理してあげないといけないな。

社会人になって余裕がなくなったことと仕事で記事を書いていることもあって「この言葉の使い方合ってるかな?」とか「文章の構成ってこれでいいのかな」とか考えていたらなかなか筆が進まずにいました。

これからはあんまり難しく考えないで、ちょっとしたことでもちゃんと言葉にして、自分自身と向き合っていきたいなと思いました。







ここまで読んでいただき、ありがとうございます。とっても嬉しいです。また読みに来てください!