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「『これって本当に悪い?』と思うことありますか?」~『ここは今から倫理です。』山田裕貴さんの質問に答えてみる4~

ドラマが最終回を迎えてからしばらく経ってしまいましたが、引き続き山田裕貴さんの質問に答えていきます。


4話は、あることをきっかけに悪の世界に足を踏み入れてしまった近藤くんのお話でした。

何が「善」で何が「悪」なのか。

私は4話を見ていて、ある言葉を思い出しました。

「善人なおもて往生をとぐ いわんや悪人をや(善人でさえ救われるのなら、悪人はなおさら救われる)」

高校が仏教校で宗教の授業で習った言葉ですが、はじめて聞いた時は意味が分かりませんでした。

だって「悪人でさえ救われるのなら、善人はなおさら救われる」の方が正解じゃないのかなと思いませんか?

私はそう思っていました。

ですが、意味を知ったときハッとしました。

ここでいう悪人は「自分の愚かさを認めている人」、善人は「自分を善人だと思ってうぬぼれている人」のことを指します。

私ははたしてどちらなのでしょうか。

私は、この場合で言うと「悪人」でありたいなと思います。


Q.「これって本当に悪い?」と思うことありますか?

あります。それは食べ物の好き嫌いです。

小さい頃からよく「好き嫌いはダメ」と言われて育ってきたので好き嫌いがあることは悪いことだと思い込んでいました。

でも、大学4年生になった今思うのは「好き嫌いはダメ」と散々言ってきた大人にも少なからず好き嫌いはあるということです。

そう思うようになったのは、私がパセリやセロリを食べていたときのこと。

私は結構な偏食ですが、なぜかパセリやセロリ、その他あまり好きな人がいないであろうものを好む傾向があります。

そういうものを食べる私に、「よくそんなもの食べられるね」とか「まずくないの?」とか言ってくる大人が多かったんです。

その時に、「え、大人にも好き嫌いあるんじゃん」と思いました。

あの「好き嫌いはダメ」と言ってくる大人にですよ。

だからその時、「食べ物の好き嫌いは誰しも少しはあるもの。一概には悪いと言えないんじゃないか」と思いました。


みなさんには「これって本当に悪い?」と思うことはありますか?




ここまで読んでいただき、ありがとうございます。とっても嬉しいです。また読みに来てください!